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2010年8月21日 (土)

社会面が楽しく読める講座1

私は法学部出身でもなく,ましてや刑法や刑事訴訟法なんて全く関係のない人だったんですが,ここ7年ほど触法障がい者の支援をするにつれて,刑事手続のことを理解するようになってきました。

刑事手続を知らないとこういった支援はできないのですね。だから,半ば強制的にお勉強して,さらに体で覚えたのです。

刑事手続を知ると新聞の社会面が楽しく読めます。

たとえば,刑法の第25条1項の規定で,

次に掲げる者が3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から1年以上5年以下の期間、その執行を猶予することができる。
1.前に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
2.前に禁錮以上の刑に処せられたことがあっても、その執行を終わった日又はその執行の免除を得た日から5年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者
となっています。2号を見てください。要は禁錮刑以上で刑期を満了後5年以内に犯罪をして刑の言い渡しを受ければ,執行猶予はつかないということなのです。
これが,開店ドアのように何度も受刑してしまう原因です。つまりおにぎり1個の万引きで何回も刑務所に行くのはこれが原因です。
障がい者に限らず,短期刑でそれほど重大な罪ではないのに実刑判決となっていれば,累犯の人なんだろうという事ですね。
勿論,執行猶予中に犯罪をし,執行猶予中に刑が確定してしまえば執行猶予が取り消しとなって前刑とあわせた刑を持っていくことになります。刑務所が初めての人やかなりご無沙汰の人は2刑や下手すれば3刑持ち,リピーターの人は1刑だけなので初めての人よりも短かったりするのです。

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