« アクセスが2000を超えました | トップページ | 刑事手続きと福祉的支援の関係 »

2010年10月16日 (土)

知的障がいと死刑

昨日,殺人罪などに問われた高柳和也被告(44)の控訴審判決が大阪高裁であり,被告側の控訴は棄却されて,原判決の死刑が支持されました。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/451556/

控訴審では,弁護側の主張は被告人が知的障がいで,責任能力に問題があったということでした。

私はこの裁判には関わっていないので,それについてここで言及はしないのですが,知的障がいと死刑の関係について少し述べたいと思います。

知的障がいで死刑囚という人は,京都・滋賀連続強盗殺人事件の松本健次死刑囚が大阪拘置所に拘置されています。胎児性水俣病による知的障がいで,自殺した主犯の兄に絶対服従していたとも言われています。

その反面,死刑を逃れた人もいます,地方公務員だったHは1987年5月に,西宮市のピクニックセンターで知り合った西宮市在住の主婦(当時56)を殺害,さらに1989年3月同センターで,西宮市在住の小学生(当時11)を殺害しましたが,死刑求刑でしたが1審から「家庭、職場内のあつれきで精神状態が不安定だった。犯行当時酒を飲んでおり、心神耗弱の状態が認められるので」と無期懲役。検察側の控訴での2審は鑑定の結果,精神遅滞(知的障がい)が認められるということで検察側控訴棄却でした。

2人以上を殺害すれば死刑が相場になっています。裁判の時期の問題があるのでしょうが,知的障がいが認められても判決で生と死を分けられている。

無期懲役はもし冤罪ならば釈放できるが,死刑は執行されてしまえば,冤罪と分かっても取り返しがつかない。菅家さんや村木さんの裁判を見ていて思いましたが,死刑執行後で,知的障がいだったから...という話になっても取り返しがつかないということですね。

|

« アクセスが2000を超えました | トップページ | 刑事手続きと福祉的支援の関係 »

ニュース」カテゴリの記事

司法福祉」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

更生保護」カテゴリの記事

福祉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181558/49755175

この記事へのトラックバック一覧です: 知的障がいと死刑:

« アクセスが2000を超えました | トップページ | 刑事手続きと福祉的支援の関係 »