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2010年11月 2日 (火)

奈良と京都の地域生活定着支援センターについて(奈良編)

昨年7月から都道府県に1か所設置が始まった地域生活定着支援センターですが,大阪矯正管区では,2府4県の内,滋賀,和歌山,兵庫,大阪に設置されていて,なぜか古都の京都と奈良では未設置です。

ちなみに,地域生活定着センターは,その都道府県の人口やその管区にある矯正施設の数や分類級によって若干カラーが変わってくるように思えますし,矯正施設も少なく人口の少ない県だからと言って,地域生活定着支援センターの必要度が必ずしも低くなるとは限りません。

私がしばしば奈良少年刑務所に行っている奈良ですが,以前書いたように奈良少刑は大阪矯正管区で1か所のJA,YA級の26歳未満の犯罪傾向が進んでいない男性が受刑している刑務所です。従って,管区内の各府県から来ています。理由があって管区外の人もいるでしょう。そして,JA,YA級の特徴としては発達障がいといった発達系の障がいがあって,逆送事案で受刑している少年もいたりします。

また,奈良少刑は拘置施設や労役場を兼ねていて,労役している人は罰金が払えないので労役しているのですから,経済的なニーズがあることは容易に考えられますし,高齢などの問題も考えられます。

そういう意味では,刑務所所在地である奈良県に帰住する人よりも他府県に帰住する人が多いと言えるでしょうね。また,少年院も奈良少年院が1か所ありますが,奈良少年院は「特別生」もあって,心身に著しい故障はないが犯罪傾向の進んだ,少年も収容されています。なかなか難しい少年が多く対応していかなければならないということですね。

また,A級やB級刑務所はないので,A級の滋賀刑やB級の大阪刑,京都刑あたりから帰住する人への対応も必要です。

このように,刑務所は少刑1か所,少年院1か所の奈良ですが,出所支援ニーズ,つまりは地域生活定着支援センターのニーズは高いと思うのです。

次は京都編を書きますね。

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