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2011年1月

2011年1月31日 (月)

村木さんをテーマにしたドラマが放映されていましたが

郵便事件で村木さんが無罪になった事件のドラマが放映されていました。

村木さんが検挙されたとき,あるMLでは,あの自立支援法を作った村木さん→だから悪い人=罪人のような確定的な意見を障がい福祉の関係者が村木さんの支持者の意見に対して言っていました。

私は,被疑者=罪人とは刑事手続き上思っていなかったのですが,反論せぬままでした。今にして思えば弱腰です。

結果,村木さんは無罪,さらには大阪地検特捜部のでっち上げ疑惑となり,検察の権威を失墜させることとなりました。

検察は正義であり,真実を明らかにするべき存在。思った通りの罪人を作る組織ではないはずです。私は検察の正義を信じています。

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2011年1月30日 (日)

国試いかがでしたか?

国試いかがでしたか?

受験された方は,ひとまずご苦労様でした。介護福祉士で実技試験を受けられる方は,筆記合格後もまた一山ありますね。

問題はいかがでしたか,社会福祉士と精神保健福祉士は新カリキュラム2回目の国試でしたが...

旧カリキュラムで受験資格のある方にとっては,きつくなかったですか?

私も受験対策の講義をする立場として,問題研究をしないといけません。皆さんは合格すれば戦い終了!かもしれませんが,受験対策をやっている者にとっては,毎年のバトルなのですね(笑)

教える立場の皆さん,そうですよねm(__)m

本当に受験生の皆さんご苦労様です。

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ついにアマゾンで予約ができるようになりました!

「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」は,2月3日発刊予定です。

ついにアマゾンでも予約できるようになりました( ̄ー ̄)ニヤリ

そこで,アマゾンのページにリンクを張りました。実はアフィリエイトです。(ばれてますよね)

サイドバーの「私が書いたり載っている本等」とその上の「原田のおすすめ本屋さん」の本棚に↓↓↓

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がありますので,クリックしてみてください。アマゾンの「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援 」のページにつながります。

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2011年1月29日 (土)

今日から国試ですね

今日は精神保健福祉士の専門科目の試験日ですね。

明日は,社会福祉士,介護福祉士,精神保健福祉士の一般科目の試験日です。

受験生の皆さんで,これをご覧になっている方は,もう余裕というところでしょうか?

精神保健福祉士の専門科目を受けられた方,いかがでした?社会福祉士で短期養成卒の方はご苦労様でした。私も短期養成組です。

社会福祉士,介護福祉士,そして精神保健福祉士の一般科目を受けられる皆さん,頑張ってください。また,この記事を見られない方についてもかげながら応援させていただきます。

明日も寒いようですので暖かくして試験に向かってください。また,今夜はよく休んで明日に備えてくださいね(^^)/

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福祉関係事業所の成年後見制度への認識について

以前にも,私が成年後見人を務めていることは書きました。

福祉関係の事業所にとって,成年後見人等がついている人は,利用費の支払いや契約行為が確実におこなわれるという点でメリット感があると思います。

しかし,成年後見人等は事業所の協力者ではありません。優先されるのは,勿論利用者の権利擁護であり,事業所の行為が利用者の権利を侵害していれば,成年後見人等は,たとえ普段からよく知った心の知れた事業所であっても,はっきりと申し入れなり,時には訴訟も考えなければならないような立場です。

確かに,身上監護の点でも成年被後見人等が十分な支援を得られていれば,事業所に対して感謝の意をしめします。それは,成年被後見人等に代っての意思です。

身上監護面で成年後見人等から意見をされることで,そういった成年後見人を排斥しようとすることは当然間違いであり,ましてや,事業所や事業所の管理者が事業所へ協力的な候補者をざがして申立させようとするなどといったことがあれば,それ自体が利益相反であり権利侵害であると言えますね。

もう一つ申し添えるとすると,成年後見人等は事業所にとって協力者ではないが,怖い存在ではないということです。もし特に身上監護面において,成年後見人等が怖い,うとましいという考えの事業所があれば,問題だなぁーと思います。

当然ながら,この成年後見人等の意見はききたくない!なんてことはダメです。

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2011年1月28日 (金)

1月20日の読売新聞(東京)夕刊に記事が載りました

1月20日の読売新聞(東京)夕刊に記事が載りました。

関東方面の皆さんの中には,ご覧になった方もおられるのでしょうね。PDFファイルを下に張っておきます。縮小していますので拡大して見てください。

「11.1.20tokyoyomiuriyuukan.pdf」をダウンロード

まあ,更生支援計画があれば執行猶予というものではないのですが...もちろん,刑法第25条1項2号の規定で刑期満了後5年以内であれば執行猶予はありません。

問題は,本当に更生の方向に行ってもらえるかというところですね。

中央大学の藤本先生のコメントがありがたいですね。

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2011年1月26日 (水)

子どもに対しての性犯罪者への対策強化について思ったこと

私も子をもつ親として,子どもを狙った犯罪は性犯罪に限らず特に許せません。

感情的にはそうです。

しかし,再犯防止という観点から考えて,警察官の訪問は大いに結構なことなのですが,精神や知的にしょうがいのある人への配慮も忘れず行ってもらいたいと思うのです。

たとえば,保健師が同行するとか,障がい福祉担当者が同行するといった福祉の側面でのケアも必要な場合があると思います。

皆さん勘違いしないでくださいね,精神障がいや知的障がいのある人が,性犯罪のみならず,犯罪を起こしやすいなんて言っているのではありません。むしろそれは逆なんだということが前提なのです。

福祉の支援があれば,再犯をしないで済んだかもしれないケースもあると思うのです。再犯をすれば被害者が増えてしまうのですし,そうそう無期刑になるものでもありませんし,そういった意味でも出所後は社会内で更生できるようにしないと,社会防衛にならないのではないかと思うのです。刑期満了すればはい終わりでいいのでしょうか?

もし,障がいがあるがゆえに再犯することを自己抑制できないという人がいるのであれば,私は,行政が責任をもってそういう人たちを対象とした訓練施設を創設するべきではないかと思います。

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アクセスが9000を超えました!!!

アクセスが9000を超えました。

来月中に10000に達しそうですね( ̄ー ̄)ニヤリ

22日に入村したにほんブログ村のランキングも介護ブログ2304サイト中83位,福祉介護情報サイト100サイト中6位となかなか好調です。

夕方に知っている皆さんに「本買ってください」メールをBCCで送らさせてもらいました。

「ブログやMLで知っているわい!」という方についてはすいません。

ところで原田は論文1本の締め切りが近づいていて,かなりおしりに火がついています。今晩から頑張らないといけませんm(__)m

出版社から送ってもらった本も,まだ読めていません。

それから,来月の刑務所,少年院まわりの予定も入れないといけないのですが,なかなか入れられません。

時には実習指導教員として,事業所をまわったりと結構多忙な毎日をすごしています。

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2011年1月25日 (火)

いいことが3つ,電話と本と後は内緒

今日は少しいいことが3つありましたが,うち1つは都合で後日にお披露目しますので,2つですね。

さて1つめは,

出勤途中に,すでに出所して地域の支援につなげた障がいのある人から,携帯に公衆電話から連絡があり,ちゃんと相談支援事業所に行っていて,今日も今空くのをまっている,今度就職の面接に行くという報告でした。飾りのない言葉で更生に向けて頑張っていることを伝えてくれたことに嬉しく思いました。

つぎに2つめは,

出版社からの連絡で「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」が出来上がりました,今日か明日には届くようです。来月には書店にも並ぶことでしょう。左のサイドバーから予約サイトを見てください。紹介文のロングバージョンを見ることができます。私は気恥ずかしいのですが(^_^;)

おっとMLにも回しておかないといけませんね!なお,この本の書評を掲載してくださるところを探しています。情報があれば,原田までご連絡をよろしくです。

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2011年1月24日 (月)

被疑者被告人対応が減りました。これからは…

12月に裁判員裁判がありましたが,それからは被疑者被告人対応のケースがありません。

まだ矯正施設にいる人が数名いて,手紙の交信を中心に時々面会したりしています。出所してその地域の支援で頑張ってもらっている人もいます。

本を出したように,これからは,なんだかの形で「伝える」ことが主になってくるのかなぁーと勝手に思っています。

ただ,実践も細々ながらでいいので続けていきたいですね。

こんな風にして,どんな立場になっても活動は続けていきたいと思っています。

事務所は持てないかもしれませんが,ホームページ上では「はらだソーシャルワーク事務所」を立ち上げ,活動拠点の一つにはしたいと思っています。成年後見も含むリーガルソーシャルワークを中心に活動していきたいと思います。

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2011年1月22日 (土)

本の予約サイトにリンクを張り,にほんブログ村に入村しました

左のサイドバーの一番上に,現代人文社の本の予約サイトへのリンクを張りました。

これからリンクも充実していきたいと思います。とりあえず,このリンクはてっぺんにしました(゚ー゚)

また,にほんブログ村に入村しました。http://www.blogmura.com/

ブログ村のランキングに参加しましたので,遊び心で右のサイドバーのカウンターの下にランキング用バナーを3つ置いてみました。皆さんボタンを全部押してください。よろしくです。

他にも少しだけいじってみました。ちょっと明るくなりましたか(・∀・)ニヤニヤ

重い記事が多くなってしまうので,こういうのもいいかと思っているのです。

ちなみにツイッターのボタンも記事下にあります(勝手にできていました)つぶやいてみてください!

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このブログの意味

今さらなのですが,このブログの意味です。

このブログは,情報発信というよりは,基本としてブログによってソーシャルワーク,特に刑事司法に関わるソーシャルワークを広めていきたいという思いでやっています。

別に偉そうにしているつもりは全くありませんので,誤解しないでください。

刑事司法に関わるソーシャルワーク,特に障がい者や高齢者の被疑者被告人時からの支援や更生保護は,まだまだ福祉職の関わりが少ないと感じています。

したがって,理論的なことよりも実践を念頭に置いて書くように心がけています。

ただ,ソーシャルワーカー魂というかなんというか,思いは入ってしまいます(^_^;)

自分で言うのも変なのですが,こういう刑事司法に関わるソーシャルワークについて発信しているブログは日本にはないのでは?もしご存知の方がいれば教えてください,そのブロガーと連携したいです。

そこで,皆さんにお願いです。皆さんがこの人にこのブログを見てもらいたいという人に,このブログを是非積極的に勧めてください。多くの人に「こんなソーシャルワークがあって,実践することで更生できる人もいるんだ。」ということを知ってほしいのです。

アドレスを伝えていただかなくても,

「原田和明 社会福祉」「ソーシャルワーカー 原田」などのフレーズで,Yahoo,Google等の検索サイトで検索してもらえば上位でヒットします。

それではよろしくです。

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2011年1月21日 (金)

本のチラシ正式Verができました

「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」(現代人文社)の推薦文も入った正式なチラシができました。

「tumiwookasitatitekisyougainoaruhitono-benngotosien-chirasi.pdf」をダウンロード

推薦文は,もちろんちゃんとゲラを読んでもらって書いていただいているのです。さてその推薦文を読んでの感想ですが「何か背中がこそばくなるようような感じがしました。」(^_^;)

去年は,年男だったのですが(歳がばれますね)「年男は意外にいいことない」「悪いことの当たり年」とも言われますが,確かに失敗も多くて忙しいばっかりの1年だったような気もします。去年出版された「発達障害と司法」に15人の編著者の中の一人として分担執筆させていただきましたが,この本は4人の共著ということで,「発達障害と司法」以上の重みを感じていると同時に,この本も出したことだし「今年はいいことあるかなぁー」なんて( ̄ー ̄)ニヤリ

ただ,執筆はもちろん校正などについても,私はかなり楽をさせていただいたような気がして,他の著者の皆さんには申し訳ないような気がしていますm(__)m

ちなみに書店に並ぶのは2月に入ってからです。もちろんAmazonでも買えますよ。ご購入よろしくです。

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2011年1月20日 (木)

東金事件の求刑がありました

千葉県東金市で2008年9月、保育園児Yちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、殺人と死体遺棄、未成年者略取罪に問われた被告(23)の論告求刑公判が20日、千葉地裁(栃木力裁判長)であった。

 検察側は「5歳の女児の命が奪われた重大な犯行。遺族の処罰を求める意思は厳しく、軽度の精神遅滞を考慮しても相当な処罰が必要」とし、懲役20年を求刑した。判決は3月4日。

 起訴状などでは、被告は08年9月21日午前11時40分頃、自宅近くの路上で見かけたYちゃんを自宅マンションに連れ去り、水を張った浴槽に沈めて溺死させ、遺体を近くの路上に遺棄したとしている。

 軽度の知的障害のある被告の訴訟能力の有無や責任能力の程度が争点となっており、検察側は、Yちゃんの衣服を窓から捨てるなど犯行を隠そうとした行動や専門医の鑑定から責任能力も訴訟能力もあると主張。弁護側は「裁判を理解する能力はなく、殺人については犯行時、心神耗弱の状態だった」と主張している。

(読売新聞)
求刑懲役20年,長いか短いかというような評価は,あえて避けておきたいと思います。ご遺族にとっては,幼子を突然奪われたのですから,どんなに長い刑であっても納得はできないのではないかと思います。
しかしながら,知的障がいのある人が10年以上の刑を務めるということは,障がいのない人に比べれば大変なことであろうと思います。たとえ知的障がいがあっても,本当に反省し,悔やみ,被害者の死を悼むようにならないと,単に苦しみを与えるだけの刑罰になってしまいます。
もちろん,まだ判決が出たわけでもありません。心神喪失や心神耗弱が大きく認められたりや訴訟能力がないという結果になる可能性がゼロとは言えません。
ただ,殺人という罪とそれに対する求刑懲役20年という罪の重みを感じました。関わったケースで求刑が懲役10年以上だった人と判決後に面会した時,あまりの長さにショックだったと言っていました。それだけのことをしたのだからという話をしましたが...
今日は重いニュースが多いですね。

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知的障がい者に自白の誘導?追加

昨年12月22日の毎日新聞の記事です。

大阪地検は21日、大阪府貝塚市で起きた放火事件で警察官が作成した捜査報告書の一部を削除して書き直させたとして、特捜部の男性検事(38)を20日付で総務部に異動させ、法務省が21日付で減給3カ月(100分の10)の懲戒処分にしたと発表した。削除部分は被告が事件当時、別の場所にいたと話したもの。公判で有利になるように削除したとの疑念を持たれる行為で、大阪地検特捜部による証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)が問題化する中、新たな批判を呼びそうだ。

 大阪地検特捜部を巡っては、厚生労働省の郵便不正事件に関連して検事が証拠のフロッピーディスクを改ざんしたとして、当時の特捜部長、副部長が改ざんを隠蔽したとしてそれぞれ逮捕・起訴されている。

 大阪地検によると、男性検事は大阪地検堺支部が現住建造物等放火罪で今年1月に起訴した男性の公判を担当していた4月、事件の捜査主任だった警察官らに指示し、捜査報告書から「事件発生日時ごろは自宅で寝ていた」という男性の発言を削除し、新たな報告書を作成させた。男性が即座に「うそをつきました」などと述べて発言を撤回していたことなどから、報告書への記載は必要ないと判断したという。男性は知的障害があり、今年1月に逮捕され、約10カ月勾留された後「有罪立証が困難」として先月26日に起訴取り消しになった。

 地検は男性検事について虚偽公文書作成容疑で捜査していたが、「故意がない」などとして21日付で容疑なしで不起訴処分とした。【久保聡、村松洋】

前記事で「警察の捜査はどうなっていたんでしょう?」のようなことを書きましたが,警察に指示してアリバイの主張部分を消させていたんですね。

このアリバイ主張が本当か嘘かは別として,もし公判に有利になるようにということならば,具合が悪いですよね。

私は検察官は「正義」の塊になってもらわないと,悪がはびこってしまうと思います。障がい理解がということの前に,まず「正義」かと。多くの検察官は,「正義」でやっておられると信じていますし,私は弁護士ではないので敵味方という観点にはなかなかなりません。人間ですから,人として合う合わないはあるんでしょうが...

刑事裁判は,真実を明らかにする場だと思います。ですから,明らかにするべきことは明らかにしてほしいと思っています。上記の件でも,男性が発言を撤回していたなら,そのことも含めて明らかにするべきでは?すぐに発言を撤回した背景が障がいであったなら,そのことを明らかにするべきだと思いました。

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知的障がい者に自白の誘導?

大阪府警に現住建造物等放火などの容疑で逮捕・送検された男性(29)に知的障害があり、物事をうまく説明できないのに、男性が取り調べで詳細な犯行状況や謝罪の言葉を述べたとする「自白調書」を大阪地検堺支部の男性検事(41)=当時=が作成していたことがわかった。朝日新聞が事件関係者を通じ、同支部が取り調べの様子を撮影・録画したDVDを分析。何度も説明に詰まる男性に対し、検事が調書の内容に沿うように事実上誘導しながら確認する場面が残されていた。

 検察側は昨年1月に男性を起訴したが、補充捜査で自白調書の信用性に疑いが生じたとして、同11月に起訴の取り消しを求める異例の措置をとり、約11カ月間勾留していた男性を釈放した。この調書について、複数の地検幹部は朝日新聞の取材に「検事が男性の言葉をまとめすぎた」として不適切だったことを認めており、郵便不正事件の捜査で浮き彫りになった調書作成の在り方が改めて問われる。

 男性は2009年12月、大阪府貝塚市内の長屋に侵入し、ライターですだれなどに火をつけたとして昨年1月5日に府警に逮捕され、地検堺支部に送検された。

 関係者によると、問題の自白調書は起訴5日前の同21日に作成され、A4判11枚にわたり「ライターを取り出すと、利き手の右手に持ちました」「(住宅の)窓の右下隅あたりの木か何かや紙のようなものに近づけました」「ライターの炎であぶるようにすると火が燃え移りました」などと書かれ、男性が取り調べで犯行状況を細かく説明した内容になっていた。被害者にも「火をつけたことに間違いなく、償いをしなければいけない」と謝罪の言葉を述べたと記されていた。

しかし、検事が読み聞かせた調書を確認する場面が録画されたDVDには、「火がどうなるところまで見たのかな」と尋ねる検事に対し、男性が「……え、と……」とうまく答えられない場面や、男性が検事の言葉をおうむ返しにする状況が映っていた。

 火が広がった状況についても男性は当初、「見てなかった」と答え、これに対して検事が調書内容に合うように「見てたんか」「見てたのでいいのかな」と繰り返し質問。男性が「はい、見てた」と翻す場面も残っていた。

 一方、自白調書には、男性の事件への関与の有無を確認するために、検事が送検後の男性に「君が火をつけたのではないのではないか」と質問したと記載されていた。この質問方法について、地検の補充捜査で意見を求められた警察庁科学警察研究所の技官が「男性の障害を考慮すれば二重否定の質問は不適切だ」と指摘したという。

 起訴前に男性の障害を検察側に伝えていたという弁護人の荒井俊英弁護士は「調書は検事が誘導し、作文された疑いがある」とし、取り調べ状況を録音・録画する可視化の全面導入を訴えた。大島忠郁(ただふみ)次席検事は「捜査自体は違法ではなく、起訴当時の判断には問題はなかった」として男性検事を処分していない。(板橋洋佳、野上英文) 朝日新聞

この知的障がいのある男性は,300日ほど拘束されたのち,公訴の取り消しによって釈放された人ですよね。冤罪であるのならば,誠に気の毒な話です。

報道の通りだとしたら,一般人の感覚では不適切なことで囚われの身になったということになりますね。違法性については,私は公にコメントする立場ではありません。

ただ,郵便不正事件の件があったことや,不起訴になっていないという点で「検察」がということになっていますが,郵便不正事件は地検特捜部が直接調べていて,警察は捜査していません。ところが,本件は放火事件で警察が逮捕して,調べて送検しているのですよね。検事調書は警察でとった調書が基になっていますから,警察の調べはどうだったのかなぁとも思います。

現住建造物等放火という重大な犯罪で,起訴前に障がいは弁護人から伝えられていたということですから,せめても簡易鑑定はしていたんでしょう。ですから,簡易鑑定上では「起訴できる」という責任能力の人であったのでしょうね。

この男性が療育手帳をもっていたかどうかはわかりませんが,手帳があっても特に障がいが比較的軽い人は知的障がいがあることを隠したいがために,よくわかっていても「そうです」と答えてしまったり。「こんな簡単なことはわかっているよね」などと言われると,迎合してしまったりする場合があります。

有名な宇都宮事件では,同じサングラスを持っている等々と容疑者にされたご本人が言っていたのですが,警察官の言うことに合わせて答えているうちに強盗の犯人になってしまい,すんでのところで「俺やってねー」ということになったのですが,ことの重大性を感じにくいというのもあるのでしょうか。

まさか「このようなことは実は氷山の一角です」なんてことはないですよね。また,氷山の一角のケースが死刑囚で,さらにもう執行されていました。何てことはないですよね。

恐ろしい。

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2011年1月18日 (火)

国際犯罪者学会大会の別のセッションにも参加します

突然なんですが,国際犯罪学会大会で,私の所属する日本犯罪社会学会が企画するセッションにも報告者として参加することになりました。8月8日(月)のセッションです。

すでに日本犯罪心理学会のセッション参加が決まっているので,私はこの大会で2セッションで報告することになります。

このセッションは,判決前調査に関わることがテーマなので,日本犯罪心理学会での報告とは,違った切り口,内容の報告になります。(そうでないと意味がない)

外国の方も多く参加されているでしょうから,英語が...最近は論文要旨を作る程度しか英語に触れていません。院生の頃は通訳付きでしたが担当教授はアメリカ人でして,突然英文メールが来たりしていたり,ゼミで先生の生の言葉を理解したかったり,参考文献を読むのに少しは勉強したのですが...リーディングは何とかなっても,会話が...というところでして,実は少し焦ってきました。

とりあえず,今週からMainichi Weeklyを買うか!と思っています。

今年は,「熱」い夏になりそうです。

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2011年1月17日 (月)

今日は震災から16年目の日ですね

今日は,あの阪神淡路大震災から16年目の日です。

私は,1月17日になると,なぜか勝手に涙が出てしまうときがあります。私は当時も西宮に居ました。幸い,私自身や実家は大きな被害はありませんでしたが,祖父母宅は倒壊しました。

震災当日の夕方のことでした,すでに,今の法人の通所授産施設の主任だった私は,通勤に使っていたオフロードバイクで職場に到着し,職場の建物に避難してきた人の対応などをしていました。

夕方になってすっかり暗くなっていました,当時のグループホームの責任者から「高架水槽に残っていた水でご飯を炊いたので,取りに来い」と連絡があったので,私がバイクで取りに行きました。

この時,道は大渋滞でした。すでに道交法無視の状態で,バイクが歩道を走っている状態です。

コンビニの弁当の入れ物みたいな容器いくつか分に入ったご飯をビニール袋に入れ,ハンドルにぶら下げて停滞状態の自動車の列の横をゆっくりすり抜けていると,中年の女性が4輪駆動車の助手席の窓を開けて泣きながら私に声を掛けてきました。

「娘が家の下敷きになって亡くなったので,この先の葬儀屋まで連れて行ってほしい。」と言うのです。運転していたのは,姉らしき20歳代位の女性でした。今にして思えば,死亡診断書も書いてもらっていない状態だろうと思えるですが,あの時はそんなことを考えるような状況ではありませんでした。午前に芦屋,東灘,灘と様子を見に行って,今死んでいく人もいるんだと思っていましたから。

43号線の倒壊した阪神高速つぶされた車を白バイの横に立って呆然と見ていた警察官が,とても悲しく見えたのをよく覚えています。

「とにかく,このご飯を届けないといけないので,ご飯を届けたら戻ってきます。」と伝えて,5分ほどしてもどったら全くその車は動いていませんでした。

怖がる女性をバイクの後ろに乗せ(もちろんノーヘル),歩道をひたすら走って葬儀社の前につきました。短い間に聞いたことは,「13歳で亡くなったこと」「○○地域の古い家だったこと」位です。「お名前を」と聞かれましたが,当然答えることなく別れました。

そして,帰ってくるとまだその車は10メートルほどしか動いていませんでした。お姉さんらしき運転している人に,「無事お母さんを葬儀屋の前まで送った」ことを伝えると,泣いておられました。荷台に毛布をかけたこんもりとした何かがあって,ひょっとしてご遺体かとも思いましたが。ハンドルに伏せて泣いている女性にそれ以上話しかけることもできず,そこで別れました。

未だに震災の日になると,そのことを思い出して涙が出ます。無事葬儀は出せたかな?あのご家族は悲しみから立ち直ったかなぁと...

私の祖母は,仮設住宅で心疾患で急死したので一応震災死になっていますが,一瞬にしてわが子の命が奪われた,あのお母さんの気持ちはどんな気持ちだったのかと思います。

他にも震災の時はつらいことや怖いことがあったのですが,一番つらかったのはこのことです。よく来てくれていたボランティアの女性が亡くなったり,利用者の保護者が亡くなったりということもあって,震災の年に合同追悼会に参列しました。もちろん,この名前も知らない亡くなった彼女の冥福も祈りました。今日も黙とうの機会があったのですが,彼女の冥福も祈りました。

合掌

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意外に早く8000を超えました。

意外に早く,開設6ヶ月でアクセスが8,000を超えてしまいました。

一日当たりの平均アクセスは50を超えていますので,この調子ですとあと40日程度でアクセス10,000に達しそうですね。

生ログを見ると日本の各地の人がご覧になっているのがわかります。もちろん,都道府県名しかわかりませんし,都道府県名が出ないリモートホストの方が多いので,どの地方のどれくらいの方がご覧になっているのかがわかりません。

MLの方も管理人の私がなかなか発信できないせいもあり,このブログについて意見交換などをしていないので,どういった方々がご覧になっているのかがつかめていません。

芸能人でもないですし,著名人でもないのでファンなんていないでしょうし,アクセスの数の割にはコメントも少なめだし...(ちなみにコメントを要求しているわけではないです。念のため)

「素性を明かしてもよいよ」という方は,ご意見などを是非左側の「メール送信」からメールをよろしくです。

「怪しげなことの勧誘や迷惑メールリストに載せるような触法行為は断じてしません。」なんて書いたら余計に怪しいですね(笑)

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2011年1月14日 (金)

「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」2月初旬発売予定!

(仮題)知的障害者の弁護は,無事校了し,

罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援  司法と福祉の協働実践

という書名で2月初旬ごろ刊行される予定です。

http://www.genjin.jp/preorder_formmail/index.html

の現代人文社の予約受付中です。

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なお,新たに推薦文つきのチラシができる予定です。推薦していただいたのは,朝比奈ミカ氏,大石剛一郎弁護士,辻川圭乃弁護士,浜井浩一教授の4名の皆様です。

ありがとうございました。

皆様,是非お買い求めください。

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子どもに対する性犯罪者の自宅訪問 再犯防止へ

 子供に対する暴力的性犯罪者の再犯率が高いことを受け、警察庁は13日、4月から出所者の所在確認を強化する方針を決めた。原則として接触しない従来の方針を見直し、警察官が自宅を訪問するほか、特に再犯の可能性が高いとみられる出所者は同意を得た上で定期的に面談も実施、再犯防止に向けた指導を行うという。

 対象になるのは、13歳未満の子供に対する強制わいせつや強姦などの暴力的性犯罪を犯して服役した出所者。平成17年に始まった再犯防止措置制度では、刑務所側が出所者に居住予定地を聞き取ったうえで警察庁に情報を提供。その後、管轄の警察署員が表札などで確認していた。

 警察庁が過去5年間に出所情報が提供された740人を分析した結果、105人が再検挙され、200人の所在が確認できない実態が判明。このため、4月以降は出所後の居住地を直接警察官が訪問し、居住実態を把握することにした。

 さらに、犯罪経歴が多く、20~30代の出所者の再犯率が高い傾向がみられたことから、出所時の年齢が50歳未満で過去に複数回の暴力的性犯罪を犯している者を対象に、同意のうえで数カ月に1回のペースで面談を実施。再犯防止に向けた助言や専門医の紹介を行うという。

 警察庁の安藤隆春長官は13日の国家公安委員会後の会見で、「対象者が警察の存在を身近に感じて自制心を保つことや、助言を受けて更正意欲を奮い立たせることを期待している」と述べた。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/484072/ から

日本版ミーガン法?でしょうか。

性犯罪は依存症ともいえる人もいて,更生保護を図るにあたってはそういった切り口も必要であると思います。

何人か知的障がいのある性犯罪者の対応をしましたが,自己の欲求を抑制することに困難があるといった生活支障をかかえている場合,入所型の事業所などで一定の枠の範囲での生活をし,性犯罪を起こさないようなプログラムを受ける必要もあるでしょう。

たとえば,「性問題行動のある知的障害者のための16ステップ」明石書店http://www.akashi.co.jp/book/b65924.html

などが参考になるでしょう。なお,この本はブログパーツの本棚にもありますから買ってください(^_^;)

性犯罪関係の相談は今でも時々あるのですが,正直なところこのまま社会に戻しては,被害者が増えるとともにご本人のためにもならないのでは?と思ってしまうケースもあります。被害者がトラウマをかかえてしまい,加害者の刑期以上苦しまなければならないということもありましょう。

性犯罪については,もっと強力な再犯防止プログラムを矯正施設などで行うことが必要なのではないかとも思います。さらに,性行為依存からの離脱を目指した更生施設も必要ではないでしょうか?ただ,場所の選択は限られて来るでしょうね。

たとえばお隣韓国では

韓国国会は2010年6月29日、児童への性犯罪者に対する再犯防止法案を可決した。中国新聞社が伝えた。

 この法案は「児童への性犯罪者に対する、再犯および常習化防止のための予防および治療法案」という名称で、通称「化学去勢法案」と呼ばれている。2008年に国会に提出され、審議を経て29日の国会で投票が行われた。その結果、賛成137、反対13、棄権30で賛成多数により可決された。

 通称「化学去勢法案」は、児童を対象とした性犯罪者について初犯再犯を問わず一律ホルモン変化などによる「化学的去勢」を行うことが明記されており、その対象は提案当初の25歳から19歳に引き下げられるとともに、児童の定義も13歳から16歳未満に拡大された。また、「化学去勢法案」という通称は尊厳を損なうとして、「性衝動防止のための薬物治療」という通称に改められるという。

 記事では、韓国の民間調査機関が19歳以上の国民700名を対象に行ったアンケート調査の結果を合わせて紹介した。アンケートによると、全体の75.6%が児童への性犯罪者に対して何らかの処置を行うことに賛成しており、うち38.3%が生殖器の切除など物理的な方法を、37.3%がホルモンを用いた化学的な方法を希望したという。(編集担当:柳川俊之)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?d=0701&f=national_0701_020.shtml&y=2010

などという法案が通ってしまっています。さらにその前の2008年には,GPS足輪をつけるという法律が成立施行されています。

さらに厳格になり

【ソウル=水沼啓子】釜山市内で2月下旬に失踪(しっそう)した女児(12)が性的な暴行を受けた後、殺害された事件を受け、韓国内で性犯罪者に対する監視態勢強化や再犯防止に向けた動きが出ている。

 今回の事件で逮捕された男(33)は過去2度も性犯罪を起こし、計11年間の服役歴があった。1997年に9歳の女児への暴行未遂、2001年には30歳の女性を監禁し性的暴行を加えており、再犯の可能性も高かった。

 韓国では2008年9月に施行された「電子足輪法」に従い、児童に性的犯罪を加えた者や常習的な性犯罪者に衛星利用測位システム(GPS)付き足輪を装着し、24時間行動を監視できる。しかし、法律施行前に収監された性犯罪者はその対象外になっており、釜山の事件の犯人も法律施行前の犯行だったため、GPS付き足輪をはめていなかった。

 韓国で2008年に婦女暴行罪で検挙された被疑者は約8830人で、うち再犯者は約4420人と半数以上。性犯罪の場合、再犯の可能性が高いのが特徴だ。

 韓国法務省などによると、現在GPS付き足輪を装着しているか装着予定の性犯罪者は約310人おり、うちすでに出所し、足輪を着けて社会生活を送っている者は120人いる。

 また婦女暴行や痴漢などで収監中の性犯罪者は約5070人おり、そのほとんどは電子足輪法の施行前に起訴されており、現行法のままだと、出所後にGPS付き足輪をはめることはできない。

 釜山の事件に加え、こうした状況への懸念が、早期の法律改正の動きへとつながった。韓国では、法施行前に起訴された性犯罪者にもGPS付き足輪を装着できるよう、法律を改正することで与野党がこのほど合意。今月31日の国会本会議で通過する見通しだ。

 一方、韓国内では、性犯罪者に対して、薬物などを使って性衝動を抑える「化学的去勢治療法」の成立を目指す動きもある。ただ、こうした治療法の効果については賛否両論だ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/369100/

 なお,ミーガン法のあるアメリカでは,「性犯罪で有罪になった者が刑期を終えた後もその情報を登録し、一般に公開する制度を規定している。内容は各州によって差があるが、出所(仮釈放)時や転入・転出に際して、住居周辺の住民への告知が行われる。住居に性犯罪歴があることを示すしるしを掲げるよう求めている州や、累犯者に対してホルモン療法を強制する州もある。」(ウェキペディアから)

なので,韓国の方がアメリカより厳しいのではないでしょうか!

人権の問題もあってどこまでできるのか?というのもあるのでしょうが...日本と韓国のこの違いにはビックリです。小さい子どもがいる親,特に娘さんがいる親にとっては気になるところでしょうね。

ここまでしないと治安が維持できなくなるのも悲しいと言えば悲しいのですが...しかしながら,どんな犯罪をした人であっても,自立更生を図っていくことは当然ですし,刑期を全うすれば,一市民です。更生保護の仕事をする者は,どういった犯罪をした人であっても,再犯防止と自立更生を図らねばなりません。

一定期間少し社会から距離を置いたり,医学的手段も併用しながら,たとえ時間がかかっても,性犯罪者自立更生は図っていくべきで,そのためのシステムや制度作りが,ひいては安心な社会づくりにつながるのではないでしょうか?

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2011年1月13日 (木)

昨日は富山県小矢部市に行ってきました

昨日は,前記事にありますように,富山県小矢部市の渓明園のお誘いで講演に行ってきました。

渓明園の皆さん,どうもありがとうございました。大変お世話になりました。

さて,昨日の北陸はもちろん雪でした。北陸の皆さんにとっては,たいした雪ではないのでしょうが,関西人の私にとっては豪雪です。関西の町中であれだけ降れば,都市機能はマヒしているでしょうね。

小矢部市の公共の建物は,世界や日本で有名な建物のレプリカになっていて,いくつか案内していただいたのですが,雪国の農村の景色の中に,洋風建築のレプリカが建っているのはとても面白かったです。

「俺の出た学校は東大教養学部(のレプリカ)」なんて面白いですよね。

お昼は白えびの天ぷら定食をごちそうになり,金沢駅でますのすしとますとぶりのすしのお握り?のようなものを買い込んで,地酒ワンカップといっしょに帰りのサンダーバードで食べたのでした。

行きも帰りも,車窓からの眺めはなかなかのものでした。行きはきれいな雪景色,帰りは暗闇の中で紫外線ライトに浮き上がるホームがとても幻想的でした。

重たい思いをしてでも,デジカメ1眼レフを持っていけばよかったと悔やまれたのです。

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2011年1月11日 (火)

明日は富山県小矢部市に行ってきます

明日は,富山県小矢部市に講演に行きます。

明日の演題は,障がい者の地域移行支援に関することがメインなので「触法」というわけではありません。

ただ,矯正施設から地域(社会)というのも,いうなれば地域移行と私は考えているので,そういう意味で少し触れさせてもらおうと思っています。

矯正施設から地域というのが,意外に究極の地域移行だったりして(*^。^*)

とにかく,障がい者の地域移行に関して,私の思うところをお話ししようと思っています。

さて,富山といえば,氷見のブリですよね。寒いけれどおいしいものがありそうな...金沢からサンダーバードなので,かぶら寿司あたりを肴にしてと,帰りのサンダーバードの中での一杯が楽しみな酒飲み原田です。

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2011年1月 7日 (金)

明日は国試対策講座,明後日は介護職員基礎研修

明日1月8日(土)は日本メディカル福祉専門学校の社会福祉士,精神保健福祉士の受験直前対策講座に行きます。「地域福祉の理論と方法」が受け持ちです。

社会福祉士と精神保健福祉士の社会福祉士との共通科目の試験は,今年度は1月30日(日)に行われます。今まさに,受験直前で追い込みの時期ですね。

このブログをご覧の方の中で,介護福祉士を含め3福祉士の国試を受ける方,頑張ってください!また,直前に応援記事を書きますね。

明後日1月9日(日)は,とある事業所開催の介護職員基礎研修で,社会福祉援助技術の講義と演習を丸1日おこないます。

介護福祉士の新養成カリキュラムは棚上げになっていますが,介護福祉士の前段階として,1級ヘルパーのさらに上級資格としての介護職員基礎研修が位置付けられています。私も30代後半で社会福祉士とケアマネ,40歳過ぎてから福祉住環境コーディネーター,精神保健福祉士,介護福祉士ととったのですが,晩学で一生懸命勉強されている方を見ると頭が下がります。

ただ,立ったままの講義を長時間すると,足がむくむんですよね。

明日から頑張ります!

「それよりも4月からの仕事をどうするんだ?」というところですが(^_^;)

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2011年1月 5日 (水)

解離性同一性障害(多重人格)と2児殺害事件

大阪市西区のマンションで平成22年7月、幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待死事件で、殺人容疑で再逮捕された母親の下村早苗容疑者(23)=23年1月31日まで鑑定留置=に対する精神鑑定が、主に「多重人格」かどうかを調べる目的で実施されていることが2日、関係者への取材で分かった。国内の症例は少なく、幼少期の生い立ちが影響した可能性もあるため、大阪府警と大阪地検は慎重に周辺捜査を進めている。

記事本文の続き 下村容疑者は22年12月、産経新聞記者の接見取材に、鑑定医から多重人格かどうかを調べると告げられたことを明らかにし、「(事件は)覚えているが、自分がやったこととは思えない」と話した。

 府警と地検は、仮に多重人格と診断されても責任能力に問題はなく、刑事責任を問えるとみているが、裁判員裁判での立証をにらんだ綿密な捜査が必要になりそうだ。

 複数の関係者によると、今回の精神鑑定で対象になっているのは「解離性同一性障害」と呼ばれる多重人格の有無。後天性とされ、耐えがたいストレスから逃れるために元の人格とかけ離れた人格が出てくる精神障害という。

 本人は無意識のうちに人格を変えるため、長時間接している周囲の人でないと発見しづらいという。虐待や性犯罪などの被害者に散見されると指摘する専門家もいる。

 府警の調べに対し下村容疑者は「私が家に帰らず、食事や飲み物を与えなかったので死んだ」「後悔している。2人は今も私を恨んでいると思う」と供述。一方で大阪・ミナミの繁華街で知り合った男性らと遊び歩いたり、三重県四日市市で男友達らを食事に誘ったりしていたとされる。

 府警は22年7月30日に死体遺棄容疑で、8月10日に殺人容疑で下村容疑者を逮捕。地検は8月25日、大阪地裁に約3カ月間の鑑定留置を請求、地裁は認める決定をしたが、その後、鑑定留置期間を23年1月31日まで延長した。再延長がなければ、地検は精神鑑定の結果を踏まえ、勾留(こうりゅう)期限の2月上旬に起訴するかどうか判断するとみられる。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/480359/ から

昨日,ある方から上記の記事が1月3日付産経新聞朝刊に載っていた,と連絡をいただきました。

解離性同一性障害(DID)で刑事事件を起こしたケースは,私も支援経験があります。罪名は伏せますが重大な犯罪でした。

わが国では解離性同一性障害は,その人の人格の複数の内1人が犯した犯罪で,その人格が犯罪をしたことを認識しているのであれば,責任能力が問えるといった判断がなされているようです。

なお,解離性同一性障害のほとんどは,虐待など幼少期の過酷な体験がベースになっているようです。下村容疑者も報道では幼少時ネグレクト被害に遭っていたということですが...それがベースで解離性同一性障害の状態になっていれば,今までにも解離状態(自分が自分でなくなるような状態)を経験しているのでは?

さて,解離性同一性障害だからといって,完全に人格がバラバラになってしまい,主人格との意思疎通ができなくなってしまったり,それぞれの人格間の交流が亡くなってしまったりするタイプばかりではないようです。解離が不全なパターンもあるようで,その場合,主人格が他人格から他人格がした行為を知らされたりするような場合もあるようです。だからやった行為を認めているからと言って,解離性同一性障害ではないと言い切れないのでは?と素人ながら思ってしまいました。

もっと,解離性同一性障害を知りたい方は本を読むか,たとえば下記の赤城高原ホスピタルのHPを見てください。(赤城高原ホスピタルさんのHPには,いつも参考にさせていただいて感謝しています。)

http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DID.htm

「じゃあ責任能力は?」と言われると,それは裁判員と裁判官の皆さんが判断することなので私がとやかく言えるわけではないのですが,個人的な見解として,その時,別人格が起こした犯罪であっても,主人格がたとえ後で認識していれば,やはりその人が起こした犯罪であるということは言えるでしょう。ただし,解離状態で全く覚えていない場合はどうでしょうか?そして,解離の影響が大で記憶もつぎはぎであったり,ぼんやりしているような状態の場合は,犯行時完全責任能力があったとは言えないのでは?と思います。勿論,ど素人の戯言ですが(^_^;)

とりあえず,鑑定結果に注目したいと思いますが,本来2名殺害の死刑求刑でもおかしくないような悲惨な事件ですし,裁判員がしっかり判断できるような鑑定を個人的には期待します。

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2011年1月 3日 (月)

国際犯罪学会大会の日本犯罪心理学会企画部会からのオファーがありました

本年8月5日(金)~9日(火)の間,神戸で国際犯罪学会第16回大会が開催されます。この大会は,日本犯罪学会,日本犯罪心理学会,日本犯罪社会学会,日本司法福祉学会等関係学会の共催で行われるものです。

http://hansha.daishodai.ac.jp/wcon2011/index.html

その2日目の8月6日(土)の午後から日本犯罪心理学会の企画部会として開かれる,「知的障害のある犯罪者の支援:家族,地域,社会の連携から」(予定)というセッションへ報告者として出席のオファーがありました。

実は,ある程度すでに打診はありました。

このセッションについての出席の打診があったので,自分の研究の発表の場になるべき犯罪学系の学会に入ろうと思いました。このセッションを企画する日本犯罪心理学会では,私は心理学は全く畑違いなので,社会学系の方が私の研究により近いと思い,日本犯罪社会学会に入会したのです。

それが,日本犯罪社会学会に入会したもう一つの訳です。

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2011年1月 2日 (日)

元旦にアクセスが7000を超えました:元旦に思ったこと

縁起の良いことに元旦にアクセスが7000を超えました。末広がりの8ではないですが,ラッキー7です。

この調子では,3月には10000の大台に達しそうですね。ありがとうございます。

せっかくのお正月ですが,久しぶりの休暇で気が緩んだのか風邪をひいてしまいました。咳と鼻水,のどの痛みで夜もあまり寝られませんm(__)m

しかし,今年の冬は寒いですね。冷暖房のない刑務所はつらいだろうと思いますが,それも刑罰のうちでしょうか?

12月に入って,事故で調査になりましたという手紙と,「事故で調査になったらしい」という身内からの連絡が入った人がいて,無事年越しができたのかどうかが心配です。

刑務所は,年末年始の免業日の面会はできません。社会にいる身内はお休みでも面会はできないのです。

ちなみに,もし満期日が12月31日になってしまった受刑者がいたとすれば,翌日1月1日の朝に出所することになります。帰るところのある人はいいでしょうが,帰るところのない人は,大変だろうなと思いました。

原田は,そろそろ仕事に着手します。まずは8日の日本メディカル福祉専門学校での受験対策講座の準備と別件の介護職員基礎研修の準備です。小矢部市の講演の資料作りもしなければ...相変わらず,盆も正月もありません。

例年通り12月31日におせち料理を作り,昨夜はマカロニカレーシチューを作ってと,例年通り料理に明け暮れる年末年始です。

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2011年1月 1日 (土)

新年あけましておめでとうございます

新年あけまして,おめでとうございます。

昨年は原田にとって激動の1年でした。なんといっても一番は新たな出発への決意ですね。

今年は,法律の勉強もしてみたいと思っています。

2010年は,講演や研修会,シンポジウムなどで東京都,大阪市,京都市,兵庫県たつの市,和歌山県白浜町,熊本市,大津市,神戸市,高松市は2回,山口市,福井市,長野市,静岡市に行きました。

今年は,今月に富山県小矢部市,2月には神戸市,東京,高崎市,3月に兵庫県加古川市がすでに予定に入っています。

日本司法福祉学会の大会(北名古屋市)で自由研究発表もしました。出版では,「発達障害と司法」(分担執筆)が出版されました。他には,「手をつなぐ11月号」に寄稿,「福祉倫理学術研究会論集第2巻第1号」に論文を投稿しました。

この1月には,お知らせしたように「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」(共著)を出版し,さらに今年はあと2冊ほど出版予定です。論文も今月末締切の紀要が1本あります。

講座では,関西福祉大学,日本メディカル福祉専門学校,近畿大学豊岡短期大学,星槎高等学校,兵庫社会福祉士会,大阪府介護福祉士会にお世話になりました。

今月は,国試直前対策講座を日本メディカル福祉専門学校で行う予定です。

また,報道では,日本経済新聞夕刊,福井新聞,毎日新聞東京,毎日新聞大阪,で記事にしてもらいました。

刑務所は,神戸刑,奈良少刑,和歌山刑,笠松刑,長野刑,少年院は京都医療,宮川医療に行きました。

裁判支援は18件で,うち裁判員裁判が4件でした。

今年は,裁判支援は減って,刑事処分中や処分後の支援が中心になってくるのかなぁと思っています。4月からは,どれくらいの時間をこういった支援に向けられるかのかがまだわかりませんが,いろんな皆さんに協力,協働してもらいながら何とか続けていきたいと思っています。

また,講演や講義などの活動も時間の都合がつく限り,積極的にやっていきたいと思っています。

皆さん今年もどうぞよろしくお願いします。

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