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2011年1月20日 (木)

知的障がい者に自白の誘導?追加

昨年12月22日の毎日新聞の記事です。

大阪地検は21日、大阪府貝塚市で起きた放火事件で警察官が作成した捜査報告書の一部を削除して書き直させたとして、特捜部の男性検事(38)を20日付で総務部に異動させ、法務省が21日付で減給3カ月(100分の10)の懲戒処分にしたと発表した。削除部分は被告が事件当時、別の場所にいたと話したもの。公判で有利になるように削除したとの疑念を持たれる行為で、大阪地検特捜部による証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)が問題化する中、新たな批判を呼びそうだ。

 大阪地検特捜部を巡っては、厚生労働省の郵便不正事件に関連して検事が証拠のフロッピーディスクを改ざんしたとして、当時の特捜部長、副部長が改ざんを隠蔽したとしてそれぞれ逮捕・起訴されている。

 大阪地検によると、男性検事は大阪地検堺支部が現住建造物等放火罪で今年1月に起訴した男性の公判を担当していた4月、事件の捜査主任だった警察官らに指示し、捜査報告書から「事件発生日時ごろは自宅で寝ていた」という男性の発言を削除し、新たな報告書を作成させた。男性が即座に「うそをつきました」などと述べて発言を撤回していたことなどから、報告書への記載は必要ないと判断したという。男性は知的障害があり、今年1月に逮捕され、約10カ月勾留された後「有罪立証が困難」として先月26日に起訴取り消しになった。

 地検は男性検事について虚偽公文書作成容疑で捜査していたが、「故意がない」などとして21日付で容疑なしで不起訴処分とした。【久保聡、村松洋】

前記事で「警察の捜査はどうなっていたんでしょう?」のようなことを書きましたが,警察に指示してアリバイの主張部分を消させていたんですね。

このアリバイ主張が本当か嘘かは別として,もし公判に有利になるようにということならば,具合が悪いですよね。

私は検察官は「正義」の塊になってもらわないと,悪がはびこってしまうと思います。障がい理解がということの前に,まず「正義」かと。多くの検察官は,「正義」でやっておられると信じていますし,私は弁護士ではないので敵味方という観点にはなかなかなりません。人間ですから,人として合う合わないはあるんでしょうが...

刑事裁判は,真実を明らかにする場だと思います。ですから,明らかにするべきことは明らかにしてほしいと思っています。上記の件でも,男性が発言を撤回していたなら,そのことも含めて明らかにするべきでは?すぐに発言を撤回した背景が障がいであったなら,そのことを明らかにするべきだと思いました。

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