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2011年2月20日 (日)

勝手にプチ書評「ルポ 出所者の現実」~私のおすすめ本

次のプチ書評は「ルポ 出所者の現実」(斉藤充功著:平凡社新書)です。

高知への往復の車中は,この本の読書でほとんど費やしました。

講演の後は宴会でしたので,本を読む余裕は無でしたが(土佐流の返杯が初めてで,失礼をしたかも...)

さて,書評です。内容はテーマ―そのものです。著者の斉藤充功氏は刑務所ルポなどで有名な方で,この本の中の高松刑務所の取材などは,数年前に発行された雑誌ですでに読んだ内容とほぼ同じでしたが,受刑者がどういった姿勢で懲役に臨んでいるのかもよくわかるものでした。

しかし,刑務所の現実,そして今出所者が置かれている状況を出所者へのインタビューで伝えるとともに,自立更生センターなど今始まったばかりの更生保護の取り組みについてもルポルタージュされていました。高齢受刑者の問題についても書かれていました。私としては以前このブログでも紹介したようなことを思っているので,同感できるものでした。

ようやく我が国の更生保護が刑事手続から福祉へと舵をきったところですが,この本には,明治時代に社会事業として更生保護事業を開始した,金原明善のことも書かれていていました。

その金原明善と共に更生保護事業を起こした人物の一人として,西郷隆盛の挙兵に呼応した「立志社の獄」に連座したとされて獄に落ち釈放された,元土佐藩士岡本健三郎という人物も紹介されていました。残念,これはこの本のエピローグの終わりで,読んだのは当然高知からの帰りの車中でした。ウーン,行きの車中で読んでいたら高知でのお話のネタになったのにm(__)m

更生保護の入門書としてもいいのかなぁーと思う本ですね。

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