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2011年3月 6日 (日)

受刑者が飲酒!~拘置所って誰が収容者の世話をする?

「まさか飲むとは…」 受刑者が消毒用アルコールでカクテル 堺

 堺拘置支所(堺市堺区)で複数の男性受刑者が消毒用アルコールを元に“カクテル”を作り、酒として飲んでいたことが6日、分かった。違法行為ではないが、矯正施設内での飲酒は規律違反で懲罰の対象となるため、同支所を所管する大阪刑務所が調査している。今のところ職員の関与はみられないという。

 大阪刑務所によると、受刑者らは刑務として収容者約100人分の食事を作る担当。今年1月以降、衛生のため食堂などに置いてあった消毒用アルコールをオレンジジュースやお茶などで割り、収容されていた共同室で飲んでいた。

 消毒用アルコールは濃度が高く、通常は飲酒に適さないが、害などはなかったという。2月中旬ごろ、飲酒を知った別の受刑者が職員に連絡し、発覚した。

 大阪刑務所の宮地重光調査官は「まさか飲むとは思わなかった。衛生面を考えると撤去するわけにはいかないので、職員の面前で使用させるなど再発防止を徹底したい」と話した。

大阪ときいてさすが大刑と思ったのですが,堺拘置支所の炊場ということで,当所執行か大拘(大阪拘置所)から来た受刑者ではないでしょうか。当所執行とは刑務所ではなく拘置所で刑を執行するということですね。いずれにせよ,A級,つまり初犯の人なのでしょう。

拘置所は未決の人と刑は確定したけれども移送を待っている人がメインの収容者です。未決の人たちには,当然刑務作業はありません。死刑囚とて同じなのですが,死刑囚の場合は請願作業と言って,お願いして作業をしている人もかなりいます。

この人たちの食事を作ったり,食事を配ったり,洗濯をしたり,図書を貸し出したり,理美容をするお世話役が必要です。刑務所が経理工場があって,刑務所の運営を支えているのは受刑者であるように拘置所の運営を支えているのも受刑者なんです。

未決囚は,お菓子や弁当等,お金さえあれば買うことが可能です。まだ,受刑者ではないのですから,しかし勿論,酒とたばこは未決囚であってもご法度です。拘置所での受刑は刑務所よりも比較的楽だとも言われていますが,拘置所で刑執行される人は,優秀な人をセレクトしているとききます。この炊夫,元炊夫の人たち,きっと刑務所に移送されてしまうんでしょうね。反則行為をすると原則その工場に戻せません。ましてや,本件の場合は,やったことがやったことなので...

しかし,アルコール依存症の人がいたらえらいことになりますね。

ただ,加古川刑務所で受刑した西本裕隆氏が著書の「実体験 お笑い『刑務所生活』」で書いているように,大拘では,「りんごジュースと食パンで酒を造った者がいた」らしいです。こういった不正が見つかるのはなぜか?それは,拘置所でも刑務所でも捜検といって抜き打ちの検査があるからですね。西本氏によると,それ依頼りんごジュースの購入や差入れが大拘では禁止になったそうです。 

シャバでは,笑えてしまうような話でも矯正施設では笑えません。消毒用アルコールとオレンジジュースのカクテルってどんな味がしたのかなぁ。お茶よりも牛乳の方がうまいだろうなぁなんて(^_^;)

実はもう時効なのですが,高校生の時,化学部の友人に誘われて,実験室でエタノールを水で薄めたものにブドウ糖を混ぜて味付けしたものをビーカーで飲んだことが数回あります。もう味はわすれましたが,まずくはなかったので何度か飲んだのでしょう。この記事を読んで思いだしました(笑)

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