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2011年4月

2011年4月30日 (土)

大震災と障がい者

被災地取材に行っておられた記者さんからメールをいただきました。

そのメールから思うには,津波で被災した障がい者の入所施設の避難生活は苦難に満ちているようでした。

そもそも,生活に支障があるから障がい者なのであって,大震災では,今まで障がい者ではなかった人も不自由な生活を強いられ,精神的なストレスをかかえてといった,生活支障が生じているのです。

今まで障がい者と言われていた人たちにとっては,さらなる生活支障が生じていて,生活モデル上の重複障がいの状況になったとも言えるでしょう。

慣れない避難所生活,がれきで変わってしまった町,公共交通機関の途絶等さまざまな事が,障がいのある人にとって,障がいのない人よりもより大きな生活支障になっていると言えるのではないでしょうか。

そして,障がい者はマイノリティーです。避難所に避難したくても,障がい特性ゆえに避難所にはいけず,支援する家族も含めて自宅非難せざるおえない人もいるのではないかと思います。

私の阪神淡路大震災での経験では,避難所ではパニックになるため,車の中で家族と共に避難していた自閉症の人がいました。そんなこともあって,市に働きかけて,ある通所施設を知的障がい者とその家族の避難所としてもらいました。

障がいがある,もしくは家族に障がいがあるがゆえに,肩身の狭い思いをしている人がいるのではないかと危惧してやまないのです。

本当は,このGWにボランティアに行けたらと思ったんですが,仕事のやりくり等もあり,さらには,ボランティア受け入れを経験したものとしては,受け入れ側の苦労もわかるので断念しました。もっとも,まだ微熱が続くこの体調では,結局行けなかったのでしょうが...

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2011年4月29日 (金)

日刊ゲンダイに「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」の記事が載りました

原田は昨日から珍しく発熱して,今朝も今一です。

さて,4月26日の日刊ゲンダイに「罪を犯した知的障がい者の弁護と支援」の書評記事が載りました。

「nikangendai11.4.26.jpg」をダウンロード

本も東日本大震災の影響を受けて,なかなか売れ行も厳しいようですが,被災地では本どころの騒ぎではないでしょうね。

私はGW中に講演の資料作り,更生支援計画書作成などの仕事をせねばなりません。熱発している場合ではないのですが...

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2011年4月26日 (火)

小さな朝の出来事

朝,駅で電車の乗り継ぎを待っていると,よく顔見知りの知的障がいのある人を見かけます。

いつも距離が離れているので,相手は気がつきません。

社会人なので通勤でしょう。

今日顔をみると引っかき傷のような跡がありました。「自傷行為かなぁー」「仕事でなんかあったんかなぁー」と少し気になってしまいました。

小さな朝の出来事です。

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2011年4月22日 (金)

ある少年の案件

最近,ある少年についてのご相談をいただきました。

窃盗癖があり,何度も窃盗をしていて保護歴も多い少年でした。知的障がいが指摘されていましたが保護者は納得できておらず,結果として19歳の今まで障がい認知が図られていませんでした。今回,やっと認知がはかられました。

逆送も考えられたケースでしたが,審判では特別少年院送致で医療少年院に行くことになりました。

もっと早くに本人の障がい程度にあった教育や対応がなされていれば,こういったことにならなかった可能性があると思いました。

福祉の支援を今後は,受けていくことが意見書に明記され前は一般の少年院だったのですが今回は医療少年院送致でした。

今後は,地域の支援者を応援したいと思います。

少しずつ,こういう支援が浸透してきました。こういった支援は一人や二人がやっていては,広まっていきません。支援できるのは,ごく限られた人だけになってしまいます。是非,広まってほしいと思っています。

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2011年4月21日 (木)

てんかんとクレーン車死亡事故

栃木県鹿沼市で登校中の市立小の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、逮捕された運転手の容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で19日送検=は、発作を伴う持病があることを隠して運転免許を取得していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は事故と持病の因果関係について捜査を進めている。

 捜査関係者によると、容疑者の持病は薬を適切に服用していないと運転に支障をきたすことがあり、免許取得には一定期間以上発作を起こしていないなどの条件が課されている。しかし、容疑者は免許取得や更新の際に持病の申告をしていなかったという。

 また、08年4月にも鹿沼市内で登校中だった小学5年(当時)の男児を車ではねて重傷を負わせていたが、当時の取り調べでも「居眠りをしていた」などと供述し、持病の説明はしていなかったという。県警は20日、勤務先にあった容疑者の車から薬など計27点を押収。事故時の健康状態や薬の服用状況を調べている。

 容疑者は10年5月入社。3カ月の試用期間を経て、同年8月から正社員になった。年1回実施している健康診断で異常はなく、本人から持病についての申告もなかったという。副社長の女性(66)は「薬を持ち歩いているのを見たことはない。若いので病気があるとは思わなかった。面接の時に(大型特殊とクレーン運転士の)免許を持参したので大丈夫だと思った」と話している。

事故で亡くなったSさん(9)の通夜は20日夜、鹿沼市内の葬儀場で営まれ、同級生らが参列した。「子どもたちはずっと下を向き、現実を受け止められない様子だった」(参列した男性)という。終了後は女子児童らが泣きじゃくり、保護者に支えられながら葬儀場を後にした。【吉村周平、浅見茂晴、岩壁峻、中村藍】(毎日新聞)

悲しい事件です。多くの子どもが亡くなりました。そして,てんかんという障がいへの偏見を危惧します。

実は,この事件の最初の報道から私は「てんかんでは?」と思ったのです。後に居眠りという供述があったときは,「おかしいなぁー」と思った次第です。

この被疑者は,てんかんがあることを隠していたようですが,生きていくためにクレーンの技術を身につけたのでしょう。てんかん発作のある人は,労働場面で発作を起こすと危険なので雇用されるのが困難なケースもあります。

この被疑者の場合,ひきつけを起こしていなかったようですから,欠神発作だったのでしょうか?薬の服用を忘れたとのことですが,服薬をしていることで何年も発作がおこらない人は実際にけっこういます。

発作を起こしていたとしたら事故時の責任能力はないということになるのでは?ただ,薬を飲み忘れ自ら発作をまねいた部分は過失かなぁーとも思います。人によっては薬を服用していても,寝不足や気候の変化などで発作があったりするので,個人差はかなりあるでしょうね。

亡くなられた子どもさんたちと,遺族の方々については本当にお気の毒なことであると思います。そして,てんかんという障がいを背負ってしまった被疑者も不幸なことでしょう。

かといって,単にてんかんがあるだけで運転免許の欠格条項にしてしまうのは絶対にだめです。てんかん等運転に支障を与える恐れのある障がいのある人が免許を取得する際は申告の義務を強化することが重要でしょうね。この被疑者の場合一番いけなかったのは,申告をしていなかったことかと思います。この申告の義務違反にどういう罰則が課されるのかは知りませんが...

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2011年4月18日 (月)

窃盗癖について

最近,窃盗癖らしい方についての相談がよくあります。お金があるのに盗むという人です。

以下は,医学的裏付けのない私の私見です。

まず,摂食障害の人に万引きが多いことは以前書きました。その他にも,スリリングな快感を求めるタイプ(知的障がいがあることが多いかも),うつ病がベースにあって窃盗しているタイプがあるように思います。

窃盗をするというときには,成功するかしないかのドキドキ感,成功した時の達成感があるようですが,いじめに遭ったりしてうつ的な状況になっている人の中にも,盗むということに依存する人がいるようです。

どちらかというと万引きの窃盗癖は女性が目立つような気がします。

窃盗癖はICD-10にも分類されている疾患です。しかし,効く薬はありません。

何回も同様の手口の窃盗を繰り返す,常習累犯窃盗の人の中には,窃盗癖ではないかと思われる人が結構います。盗まなくても,生活には何ら支障のない人たちです。

医学的な手段でどうにかならないのかとも思います。こういう人たちを入院治療で対応してくれる医療機関が少ないですね。こういった人たちは,刑務所に何度行っても再犯防止につながらないような気がしています。

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2011年4月13日 (水)

ご相談ありがとうございます

年度がかわっても,弁護士さんや関係者の方から触法障がい者支援についての問い合わせをいただいています。

ありがたいことだと思っています。

さて,私が研究者方向へ転向したのは,なぜかと言いますと,一人でやっていても氷山の一角に対応しているだけと思ったのも大きな一つの理由です。

私一人でできることは限りがあります。私は,それぞれの地域で触法障がい者支援をやっていってほしいのです。だって,市町村と委託関係がある以上,その市町村とは関係ができているはずですから,アウェーの相談支援事業所やましては,私のように個人事務所のような立場で対応するよりも,それぞれの地元で対応するのが自然と思います。

どうやって対応したらいいの?の疑問には,できる限り応じさせていただきます。遠慮なくメールをいただくか,私の携帯番号を知っている方は,ご連絡ください。

共にがんばりましょう!(^^)!

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2011年4月12日 (火)

まだまだ勉強しなくては

昨日,あるケースのことで,「生活保護の場合,節約して貯めていた場合,転居して新たに別の市町村で生活保護を受けても資産とはみなさない。」という指摘をある方からいただきました。

よく考えると,当たり前のことなのです。

A市で生活保護を受けていて,保護費を節約して貯金していたのに,生活保護の援護の実施者がB市になったら,「先にA市で支給されていた生活保護費で貯めたお金を使いなさい。」というのは,どっちも生活保護費ですから,それはないですね。

不勉強でした。また,頭が回っていません。今年度の生活保護手帳を手に入れないといけませんね。

福祉は,机上だけの学問ではありません。反省m(__)m

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2011年4月10日 (日)

被災地の知的障がい者がボランティア

東日本大震災で被災し、失業するなどした知的障害者らが、岩手県宮古市で津波被害を受けた商店や民家の泥かきのボランティアを続けている。宮古市周辺では既に約30人の障害者が震災の影響で解雇されたという厳しい環境の中、避難所からボランティアに出向く障害者もいる。「将来に不安はあるけど、何もしないより人のために体を動かす方が気持ちがいい」と話す。

 国から委託を受け、宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村の4市町村の障害者の就職や生活支援を行っている社会福祉法人「若竹会」(宮古市)によると、震災後、「解雇通知された」「職場の再開のめどがたたない」などの相談が多数寄せられている。グループホームなどが流され、住まいと仕事を同時に失った人も少なくない。しかし、「何もしないと生活のリズムが崩れ、落ち込んでしまう恐れがある」と、若竹会が失業した障害者らに声をかけ、震災の約10日後から約20人が宮古市の高齢者の住宅や商店でたまった泥をかき出したり、泥をかぶった食器を洗ったりするボランティアを始めた。

 電子部品工場に勤めていた女性(22)は職場が流され、グループホームも半壊。福祉施設に身を寄せている。「施設にずっといてもすることがなく、しんどい。仕事が見つかって、前と同じ暮らしができるか不安」と話す一方、「泥かきは疲れるけど、やりがいはある」とほほ笑んだ。

 家が全壊し、全盲の父、知的障害の母、弟と避難所で暮らす職業訓練中の女性(20)は「避難所ではよく眠れない。花屋さんで働きたいと思っていたが、仕事が見つからないのではと心配。でも泥かきをしてありがとうと言われると気分が良くなります」と話した。

 若竹会の担当職員、湊直司さん(53)によると、障害者らは8日も元気に集まり、7日の余震を「きのうのは大きかったね」「怖かったね」と口々に話し合っていたという。湊さんは「仲間と顔を合わせてボランティア活動をすることで不安を乗り越えられるのではないか」と話した。「地域が復興しないと、再就職も難しい。復興に少しでも役立つことができれば」と話している。【牧野宏美】(毎日新聞)

どうしても災害は弱いところにしわ寄せがいきますね。障がい者はマイノリティーなので,この大災害でもマスコミにはそうそう取り上げられませんが,本当は大変な状況にある障がい者とその家族が存在しているはずです。

障がい者の場合,そう簡単に職を求めて遠方に移住するわけにもいかず,そういう意味でもハンディキャップがあると言えますね。

実はこの記事を書いた牧野さんは,以前,私の活動についての記事と「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」の記事を書いていただきました。

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2011年4月 9日 (土)

ようやく取り調べ可視化の動きが

取り調べ可視化:特捜部の全事件で試行 法相が指示

 江田五月法相は8日、検察の取り調べの録音・録画(可視化)について、特捜部は原則全事件の一部過程で試行し、その中に全過程での実施も含めるなどとした検察改革の指針を笠間治雄検事総長に指示した。併せて、可視化を含めた刑事司法制度改革の検討を法制審議会に諮問する方針も明らかにした。「検察の在り方検討会議」の提言を受けての信頼回復に向けた方策で、法務省と最高検は1年後をめどに実施状況を公表する。

 笠間総長は同日、一部事件で全過程での可視化を試行することを明らかにした。特捜部の可視化は、最高検が今年2月に一部過程での試行指針を発表したが、1カ月以内に細則を策定し直して1年後にメリットやデメリットを検証する。また、3カ月以内に特捜部組織を見直すほか、監察担当部署や外部有識者の助言を受ける組織の創設なども進める。

 一方、検討会議は、供述調書に依存した捜査・公判から脱却するための検討の場を直ちに設けるべきだと提言しており、江田法相は5月に法制審に諮問する見通し。可視化の法制化を中心に、おとり捜査や司法取引など新たな捜査手法の導入も議論する。学者や法曹関係者中心でなく、市民感覚も取り入れるため、経済界や労働団体などからも委員を人選。3年前後で結論を出すとみられる。

 江田法相は会見で「検討会議の提言の一番きついところに球を投げたかもしれないが、可視化はこのくらいやってもらわないと信頼回復の道筋が付かない。可視化を踏まえて刑事司法全体を変えていく」と話した。【石川淳一】

 ◇検察改革の主なポイント◇

1カ月以内=特捜部の取り調べ録音・録画の試行細則策定

3カ月以内=専門分野別の委員会を設置▽特捜部組織の見直し▽チェック体制の構築▽監察組織の創設▽知的障害者への取り調べ録音・録画の試行

6カ月以内=検察官の基本規定の制定

 ◇「改革にまい進」会見で検事総長

 最高検で会見した笠間治雄検事総長は「指示をしっかり受け止め、改革にまい進したい。全事件というわけにはいかないが全過程でやっていく」と述べ、録音・録画に積極的に取り組む姿勢を示した。

 全過程の録音・録画については、捜査現場に「容疑者が供述しなくなる」と消極的な声もあるが、笠間総長は「積極的に取り組んでもらう」と説明。一方で「まずは容疑者を逮捕した事件から試行したい」と述べ、参考人や任意捜査の容疑者の取り調べは対象外とした。参考人らが取り調べに録音機器を持ち込むことについても「録音がどう使われるかわからず、捜査への支障が大きい」と認めない考えを示した。

 また最高検は8日付で、次長検事の下に改革推進室を設置した。改革の総合調整を担当するという。【三木幸治】

毎日新聞

ようやく取り調べ可視化の動きが出てきました。村木さんの事件で証拠捏造がありましたが,いままでブラックボックスの中で取り調べが行われていて,特に知的障がい者の場合,迎合や誘導といった状況が故意はなくとも生まれる場合があります。

オーストラリアのビクトリア州ではインディペンデント・サード・パーソンという,一定の訓練を受けた市民が警察の取り調べ時に立ちあったり。イギリスにおいてもアプロプリエイト・アダルトという障がい者等の取り調べにおいてハンディキャップを背負っている人の取り調べ時における立会人が存在しています。なお,アプロプリエイト・アダルトの70%はソーシャルワーカーです。

当番社会福祉士,精神保健福祉士,国選社会福祉士,精神保健福祉士の必要性は以前述べました。さらに,日本においても社会福祉士や精神保健福祉士の立会制度ができるべきと思っています。

刑事司法におけるソーシャルワークについては,日本は後進国だといえましょう。

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佐賀の知的障がい者取押え死事件について

 「なぜ息子は死ななければならなかったのか」-。知的障害がある安永健太さん=当時(25)=が佐賀市の路上で警察官に取り押さえられた直後に死亡したのは、2007年9月のことだ。悲劇から約3年半、父親が抱いた疑念は、司法の場でも晴らすことはできなかった。

 この事件で遺族の付審判請求による特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県警の巡査長(30)に対し、佐賀地裁は無罪を言い渡した。公判では巡査長による殴打行為の有無が争点となり、裁判長は「犯罪の証明がない」と判断した。

 付審判請求は、公務員の職権乱用や暴行など公権力の暴走をチェックする役割を担う。検察官の不起訴処分に納得できない場合、被害者側が裁判所に刑事裁判を求めることができる制度だ。

 ただ、その門は極めて狭い。最高裁によると、過去50年で約1万8500人を相手に請求されたが、裁判所が審判に付すと決めたのはわずか18人だ。そのうち有罪が確定したのは6人という。

 困難を覚悟で付審判請求をした父親ら遺族の思いとは何だったのか。それは、事件の真相解明にほかならない。

 安永さんは車道を自転車で走行中に停止していたバイクに衝突し、駆けつけた警官に取り押さえられた。「適正な保護活動だった」との説明に終始する県警に対し不信感を抱いた遺族は、自ら聞き込みに回り、「警官が殴っていた」との証言も得た。それだけに、遺族の審判に対する期待は小さくなかった。

 だが結果は、巡査長の弁護人が「検察が不起訴にした証拠がそのまま採用された」と言うように、検察判断が追認された。これでは遺族が「現場で何があったのか何も分からなかった。判決は納得できない」と落胆するのも理解できる。

 今回の付審判請求をめぐって、障害者団体などの支援者が全国から集めた賛同署名は約11万人に上った。障害者自立支援法に基づき障害者が地域に出て行く機会が増えるなか、このままでは同じような事件が起こるのではないか、との危機感が関係者の間で広まったためだ。

 専門家によると、知的障害者の中には体に触られただけで取り乱し、大声を出すこともあるという。長崎県で障害者支援に取り組む社会福祉法人の理事長は「警官など市民の命や安全を守る立場の人たちが障害者の実態を十分に把握していないのが問題だ」と指摘する。

 今回の事件では、取り押さえた警官らが健太さんを障害者と気付かなかったのは事実だ。いかに県警が保護行為の正当性を主張しても、知的障害者に対する理解不足があったことは否定できまい。

 佐賀県警は障害者に関する研修拡充など再発防止に取り組んでいるが、時がたって「警官の意識も薄れつつある」(県内の障害者施設関係者)との声も聞く。二度と悲劇を繰り返さないために、警察はもとより社会全体で障害者への理解を深める努力を続けていきたい。

=2011/04/05付 西日本新聞朝刊=

しばらく記事を書けませんでした。環境が変わったばかりでバタバタしています。来週からはがんばって書きますね。

さてさて,この事件は障がい福祉の世界では結構有名な事件です。亡くなった安永さんは自閉症を伴っていたようです。突然予想もしえぬ警察官に取り押さえられるという行為にパニックを起こしたのではないでしょうか?

知的障がいは外見上の障がいはないので,わかりにくいと言えましょう。しかし,警察官は社会的に弱い立場の障がい者を知るべきであろうし,私は警察学校で地域の障がい者施設に行ったり,福祉関係者による講義を受けるなどの教育を受けるべきだと思います。

アメリカのシカゴでは知的障がい者の取り調べるための専任の警察官が存在していたりします。法の下の平等の観点から,日本の司法の場でもそういった専門官が必要であると私は強く思います。

ただ,相手がだれであれ,故意でなくともやりすぎはいかがなものかとも思うのです。

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2011年4月 2日 (土)

3月10日付で「はらだソーシャルワーカー事務所」をオープンしました

3月10日付で税務署に「はらだソーシャルワーカー事務所」の開業届を出してきました。

いよいよですね。成年後見や各種相談を主として土日祝の仕事としていきます。

もちろん,メール相談もOKです。このブログにリンクしているメールアドレスで結構です。Webからのお客さんは,とりあえずはメールからお願いします。

ホームページはまだ作りかけなので,とりあえず,手っ取り早くて済む,ブログを立ち上げようかと思っています。

とりあえずは今の後見業務の整理からでしょうか?

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