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2011年4月10日 (日)

被災地の知的障がい者がボランティア

東日本大震災で被災し、失業するなどした知的障害者らが、岩手県宮古市で津波被害を受けた商店や民家の泥かきのボランティアを続けている。宮古市周辺では既に約30人の障害者が震災の影響で解雇されたという厳しい環境の中、避難所からボランティアに出向く障害者もいる。「将来に不安はあるけど、何もしないより人のために体を動かす方が気持ちがいい」と話す。

 国から委託を受け、宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村の4市町村の障害者の就職や生活支援を行っている社会福祉法人「若竹会」(宮古市)によると、震災後、「解雇通知された」「職場の再開のめどがたたない」などの相談が多数寄せられている。グループホームなどが流され、住まいと仕事を同時に失った人も少なくない。しかし、「何もしないと生活のリズムが崩れ、落ち込んでしまう恐れがある」と、若竹会が失業した障害者らに声をかけ、震災の約10日後から約20人が宮古市の高齢者の住宅や商店でたまった泥をかき出したり、泥をかぶった食器を洗ったりするボランティアを始めた。

 電子部品工場に勤めていた女性(22)は職場が流され、グループホームも半壊。福祉施設に身を寄せている。「施設にずっといてもすることがなく、しんどい。仕事が見つかって、前と同じ暮らしができるか不安」と話す一方、「泥かきは疲れるけど、やりがいはある」とほほ笑んだ。

 家が全壊し、全盲の父、知的障害の母、弟と避難所で暮らす職業訓練中の女性(20)は「避難所ではよく眠れない。花屋さんで働きたいと思っていたが、仕事が見つからないのではと心配。でも泥かきをしてありがとうと言われると気分が良くなります」と話した。

 若竹会の担当職員、湊直司さん(53)によると、障害者らは8日も元気に集まり、7日の余震を「きのうのは大きかったね」「怖かったね」と口々に話し合っていたという。湊さんは「仲間と顔を合わせてボランティア活動をすることで不安を乗り越えられるのではないか」と話した。「地域が復興しないと、再就職も難しい。復興に少しでも役立つことができれば」と話している。【牧野宏美】(毎日新聞)

どうしても災害は弱いところにしわ寄せがいきますね。障がい者はマイノリティーなので,この大災害でもマスコミにはそうそう取り上げられませんが,本当は大変な状況にある障がい者とその家族が存在しているはずです。

障がい者の場合,そう簡単に職を求めて遠方に移住するわけにもいかず,そういう意味でもハンディキャップがあると言えますね。

実はこの記事を書いた牧野さんは,以前,私の活動についての記事と「罪を犯した知的障がいのある人の弁護と支援」の記事を書いていただきました。

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