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2011年5月 1日 (日)

大阪都島の3名殺傷事件について

大阪市都島区のアパートで住民3人が刺され、元夫婦が死亡し、男性が重傷を負った事件で、大阪府警は30日、殺人と殺人未遂の疑いで、元夫婦の知人で、容疑者(59)を逮捕した。府警によると「三角関係のもつれで1、2年前から元夫婦に脅されていたので包丁で殺した」と認めている。

 逮捕容疑は27日午前2時35分頃、都島区のアパートで、住民のOさん(44)とSさん(39)の首を刃物で刺し、失血死させた。

 さらに、騒ぎを聞きつけて部屋から出た住民のKさん(68)の首を切りつけ、全治2週間の重傷を負わせたとしている。

 容疑者は、OさんやSさんと十数年前に知り合ったといい、3人は聴覚に障害があった。

 容疑者の供述によると、事件当日、自宅を訪ねてきたOさんと一緒に都島区のアパートへ行くことになり、「いつものように脅される」と考え、最初から殺すつもりで包丁を隠し持って自宅を出た。2人を殺害するつもりだったが、Kさんが出てきたので刺したという。

 容疑者はアパート西側の非常階段から逃走したとみられ、府警は、容疑者の供述どおり、逃走経路の都島区内の路上で、凶器の包丁1本を押収した。(産経新聞)

原田の勝手なプロファイリングがあたってしまいました。私はこの事件についてブログには書きませんでした。それは,この事件が報道され殺害された男女が聴覚障がい者と知った時,犯人はよく知った知人で,おそらく聴覚障がい者と思ったからです。ちなみに,聴覚障がいのある人が犯罪をおこしやすい,などとは一切思っていませんので念のため。

なぜ,そうプロファイリングしてしまったかといいますと,まず,聴覚障がいのある人は,玄関を開けて誰かが入ってきても聞こえないこともあって,カギは掛けているはずなんです。そして,「宅急便でーす」といわれても聞こえないわけですから,姿などを見て判断されていると思います。

ちなみに呼び鈴がパトライトと連動していたりするようですが,最近は音を感じて電気刺激で知らせるようなものもあるようですね。子育てに使うようですが...聴導犬とも少しづつ普及してきているようです。

つまりは,犯人が知り合いだからドアを開けたと思うのです。では,なぜ,犯人の聴覚障がい者だと思ったか。それは,コミュニケーションの問題,つまり手話です。

聴覚に障がいがある人とのコミュニケーションをとるには手話が一般的ですよね。最近は携帯メールという手もありますが,ノンバーバルなコミュニケーションを図るには,会話するためのツールである手話が重要です。しかし,聴覚に障がいのない人で手話が使える人はごく少数です。したがって,聴覚障がいのある被害者2名の知人は手話で会話ができる人,おそらくは聴覚障がい者ということだろうと思ったわけです。

どうも被疑者の自供から,連れ出されて一緒にアパートに行ったのは被疑者の方だったようですが,聴覚障がいのある人という点では,当たっていました。

この被疑者が起訴された場合,初めて被告人が聴覚障がい者である裁判員裁判になるのではないでしょうか?公平な審理のためにも,手話通訳をはじめコミュニケーション手段に最大限の配慮をしてもらいたいと思います。また,取り調べにおいても同じことが言えますね。それこそ可視化するべきでは,と思うのですが...ちなみに,この犯罪自体は結果が重大であり,赦せるようなものではないと思っていることを付記しておきます。

聴覚障がいのある方からのコメントがあれば,是非お願いします。

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