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2011年6月

2011年6月27日 (月)

触法障がい者対応まだまだですね

福岡市内のアパートに侵入して現金を盗んだとして窃盗などの罪に問われた男(63)=福岡県春日市=に、福岡地裁(高原正良裁判官)は27日、懲役10月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 男は耳が聞こえず、軽度の知的障害もあり、過去に同様の罪で19回、計約22年服役している。弁護側は「刑務所教育では効果は上がらない」として、更生支援を受けるための執行猶予を求めたが、高原裁判官は「刑事責任能力はあり、責任を取るべきだ」として退け、言い渡し後「社会復帰した時には、福祉の支援を受けて真面目に生活してください」と説諭した。

 弁護側によると、男は障害者年金を受給していたが、管理していた家族からうまく受け取れず、生活費を得るために盗みを繰り返していたという。弁護側は執行猶予を求めた上で、国の事業で設置された「福岡県地域生活定着支援センター」の関連施設に入所できるよう手配していた。

あいかわらずこういったケースがありますね。年金をうまく受け取れなかったというのは,どういうことなんでしょうね。

こういう人こそ成年後見の必要性を感じます。生保は受け取っていなかったようですが...

ただ,福祉の支援を取り入れた弁護がされたことはよかったと思います。もっと早い段階でそういった支援が取り入れられていれば,これほどの累犯にはならずにすんだのではないでしょうか?求刑2年に対して10ヶ月というのは短いですね。情状酌量されたのでしょうね。未決勾留はどれだけだったんでしょうか?

執行猶予を求めたようですが,前刑終了後から5年を経過していたのでしょうか?

支援者に状況を聞いてみたい事件ですね。

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2011年6月24日 (金)

Facebookに登録しました

時代の流れに乗り,フェイスブックに登録しました。

登録してからボチボチとプロフィールを編集していたのです。

ようやっと皆さんに発表できます。

フェイスブックに登録している方は,原田和明で検索してみてください。

まだ使い方がよく飲み込めていないのですが,ぼちぼちといじっていきたいと思っています。

ご報告まで。

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2011年6月22日 (水)

反省してもらうこと

今日,ある性犯をした知的障がいと発達障がいのある人と面談をしました。

いろいろ話していく中で,被害者が自宅そばに住んでいることに特に気に留めることなく,自分のやったことに反省もしていない様子でした。

加害者に近所に住まれる被害者がどんな気持ちなのかを,本人が被害者としての例えをつかってゆっくり説明すると逃げていきました。

大きな性犯罪でないにしろ,被害者のいる事件には変わりありません。

どうやって反省してもらうのか,贖罪意識をもってもらうのか。また,長い戦いが待っているような気がします。

ほぼ執行猶予になるケースなので,再犯することで被害者を増やしたくはありません。

直接支援に当たっている支援者との連携がさらに重要となるケースです

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2011年6月20日 (月)

今日も介護支援専門員専門研修・更新研修に登壇しました

今日も神戸(三宮)で兵庫県介護支援専門員専門研修課程Ⅰ・更新研修A「人格の尊重及び権利擁護」に登壇しました。

前回よりも少しましに喋れたかな?と思うのですが...まったくの自己評価です。

大きな会場なんですが,意外に熱心に聞いて下さってる人の表情が見えるんですよね。

うなずいていただいていると同志のような感じがするから不思議です。

障がい者メインでやっている私ですが,高齢者も同様です。介護支援専門員の端くれとしてそう思います。

社会的に弱い人を支援するのがソーシャルワーカーの役目!所属法人を支援するのが役目ではありません。

こんなことすら理解できない社会福祉法人も存在しているのは確かです。高齢者福祉のみならず,障がい者福祉,児童福祉まで...

福祉の仕事をするものとして情けない感じがします。

あれあれこんな愚痴になってしまいました。体験したからかなぁー

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NPO ほっとポットさんのHPと相互リンクを貼りました

埼玉のほっとポットさんの宮澤さんとは,もう結構なお付き合いををしています。

触法障がい者や高齢者の裁判支援,ホームレス支援などで先端を走っておられます。

このたび組織改編されて,独立型社会福祉士法人のような組織になりました。ですが理念は変わっておられません。

おこがましいのですが,スーパーバイザーということで名を連ねさせていただいています。

埼玉と兵庫であまりお会いもできないのですが,何となくつながっている関係です。きっと理念が一緒なんでしょうね。

ほっとポットHP http://hotpot.sakura.ne.jp/hotpot160.html

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2011年6月19日 (日)

最近性犯加害者対応が続きました~考えさせられたこと

昨日今日と土日連続して行事のため南専に出勤しました。

さて,ここのところ,性犯加害者の対応が続きました。ケースの内容は様々です。

最前線は,実際対応している支援者にお願いして,私はアドバイスなどの後方支援が役割の中心です。

ある軽度の知的障がいのある人のケースは,グループホーム理容を開始し,しばらくして強制わいせつ事件を起こしました。ずいぶんと前にも同様の事が1度あったようですが,前歴にはなっていませんでしたから,厳重注意程度で済んだのでしょうか?

問題だったのは,過去に適応障害で何回も入退院を繰り返していたことがきちんと引き継がれず,なおかつ,地域移行後,生活場面が変わったことで不安定になっていたにもかかわらず,対処が遅れたことです。このあたりの影響は大きいのではないかと思われました。

知的障がいのある人や発達障がいのある人は,コミニュケーションの力や適応力そのものが低いことも多く,生活場面や人間関係の変化で不適応をおこして,自己防衛的に適応障害になるケースが多いように思います。その適応障害が,反社会的行動につながってしまうことも見受けられます。

しかし,事件を起こしたのは本人ですから本人に責任の一義はあります。犯罪の責任は社会がそのすべてを負うものではありません。ただし,こういった背景は斟酌されてしかりですし,どういう処分になろうとも再犯防止の策をしっかりと支援者と本人で考えなければなりません。

ですが,性犯のつらいところは加害者の心の傷です。もちろん,どんな事件でも加害者とその家族にトラウマが付きまとう場合はありましょう。しかし,性犯の場合,被害を人に話すこともはばかられ,ずっと心の奥にしまっている人もおられるでしょう。

男の私があまり言うことではないのかもしれませんが,そういう意味では,再犯をさせてはいけないと思うこととあわせて,被害者の気持ちを受け止めて,それなりの罰を受けることも必要ではと思うことも確かです。

難しいですね。

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2011年6月16日 (木)

裁判対応をやってもらいました

ある発達か知的障がいが疑われたケースでした。

弁護士の依頼で対応しました。両親から聞いたエピソードーや留置場での本人との面談では,強く発達障がいか知的障がいが疑われました。

保釈になり検査すると明らかな知的障がいでした。

何度目かの犯罪で,以前執行猶予付き有罪判決も受けたことのある人です。

この人の地元の相談支援に対応を依頼し,更生支援計画書の共同作成や裁判での証言をお願いしました。

結果は,執行猶予付き判決。

これからが正念場,地元の支援がこの人の再犯を防げると信じています。

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2011年6月15日 (水)

ここのところちょっとハードです

また,書き込みが遅れています。

ここのところちょっとハードです。

強制わいせつで逮捕の案件や犯罪被害にあっている案件の対応,来る国際犯罪学会の準備。

授業(更生保護)の準備,それから,教務などなど。

かなりハードです。いまが正念場かな?

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2011年6月 9日 (木)

南海電車での出来事

先だって昼下がりに南海電車で学校に向かっていました。

普通電車の車中でのことです。ある駅で電動車イスの会社員風の人が乗ってきました。これは特に珍しくありません。駅員さんがホームとの間のブリッジを持ってきてスムーズな乗車でした。

ある駅でその人が降りようとしました。ドアが開きブリッジを駅員さんがもってくるのを待っていました。しかし,いつまで待ってもブリッジがきません。車掌さんがうろうろしていました,そのうち,駅員さんなのか運転手さんかわからないのですが,もう一人あらわれましたがブリッジはなく,駅舎のほうを見たり,車掌さんが無線で問い合わせたりとしましたが全くブリッジは届きません。

その間電車は臨時停車状態です。

手おろししかないようだから,そろそろ降ろすのを手伝いに行こうかと思った時,電動いすにのった会社員風の人が,「そのまま降ろしてくれませんか」と係員さんたちに言ったので,結局,その係員2名の介助でその人は降りることができました。

数分遅れで北助松の駅に着きましたが,その後の区間急行や特急ラピートがかなりつかえていて,踏切がなかなか開かなかったのでした。

こんなこともあるんだなぁーと感心した次第です。

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2011年6月 7日 (火)

本日は久しぶりに登壇しました

本日は,兵庫県介護支援専門員専門研修課程Ⅰ・更新研修Aの居宅B「人格の尊重及び権利擁護」に登壇しました。

久しぶりの講演のためか,普段でも悪い滑舌がさらに悪くなっていましたね。喋ることのまとめも悪く,ウーン受講者にとってはお聞き苦しかったかも?

実は,この研修には,6月20日居宅A,7月1日施設で同じ内容をお話ししなければならないのです。

もう3年前からこの研修には,出講させていただいています。実は4年ほど前には,自分が受ける立場だったのです。

お話の中では,少しですが触法高齢者や触法障がい者の権利擁護の話にも触れさせていただいています。

当然,虐待等の被害者となった場合の話の方がウエイトを占めていますが...

6月は校務が忙しくなってきて,バタバタしていますが,29日に発達障がい者の親の勉強会にもお話に行く予定です。私も勿論勉強させていただきます!

震災以来講演もがたっと減っていますが,それはそれで今はエネルギーを震災復興に向けるべきだと思っています。

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2011年6月 2日 (木)

本間龍さん西本裕隆さんと知り合うことができました

このお2人の名前を聞いて「おっ」と思われる方は刑務所通(?)ですね。本間さんは黒羽刑,西本さんは加古川刑のA級刑務所に服役経験があり,共に新法(刑事施設処遇法)の下での受刑であり,その経験を著書にされています。本間さんの著書は,このブログの右のサイドバナーにおすすめ本として出してあります。

お2人の著作は私の著作や論文でも参考にさせていただいています。

なお,山本譲司さんは一昨年の明石での講演会でご一緒させていただきましたので,その後何回かメールのやり取りをさせていただいていますが,今年になってこのお2人と知り合うことができました。

このお2人については,時期はかなりあいているのですが,今年の3月に西本さんと,先月に本間さんと知り合うことができました。

まだ,本間さんにはお会いしていませんが,西本さんは近畿にお住まいなのでお会いすることができました。

ありがたい話だと思っています。

本間さんはブログを公開されています。

http://d.hatena.ne.jp/gvstav/

こういった皆さんからの情報は,きっと今後の実践や研究に役立つことだと思っています。

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2011年6月 1日 (水)

7:3の麦飯(ばくはん)

大震災では,まだ避難している人がたくさんおられます。そろそろ,物流もかなり回復し,食事も少しましにはなってきたのでしょうか?

今日は,久しぶりに食べ物のお話です。

矯正施設では麦飯が出ます。元々,監獄法の頃から麦を与える旨の規定があるためです。刑務所,拘置所では,米7:麦3,少年院,鑑別所では,米8:麦2の割合です。

線の入った麦粒がかなりの割合になります。麦が嫌いな人は,拘置所でまったくご飯が食べられないという人もいますし,ひどい場合は刑務所で摂食障害になることもあるようです。

「くさい飯」というのは,この麦のためという人もいますが,実際は,房内が汲み取り便所の頃,その匂いがする中で食事をしたので「くさい飯」の方が正解のようです。

私は,この刑務所配合の麦飯を食べています。最近,雑穀ごはんも食べるのですが,メインは7:3の麦飯です。弁当も麦飯を炊いています。くさいなんてことは全くありません。むしろ,100%米のご飯よりも香ばしくてうまいのです。

花輪和一氏原作の映画「刑務所の中」でも出てきますが,醤油とよく合うのです。みそ汁がけもおいしいですが...

もっとも,矯正施設で使われているのは,備蓄用の古米や安価な麦でしょうから,大したことはない家で買っている米よりも,味は劣るのでしょうね。

我が家では,かみさん,下の子も麦飯を好んで食べます。下の子は「線の入ったご飯」と呼んでいます。ただ,麦は結構高くて小さな贅沢かもしれません。

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