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2011年9月 7日 (水)

児童虐待に思うこと

大阪府門真市で今年5月、生後間もない女児が変死する事件があり、大阪府警は7日、父親(25)と母親(22)=門真市、いずれも無職=の両容疑者を、傷害と傷害致死の疑いで逮捕したと発表した。両容疑者は「死亡したのは椅子から落ちたからではないか。殴ったりはしていない」と否認しているという。女児の体には数十カ所のあざがあり、府警は日常的な虐待があったとみて追及する。

また,児童虐待です。先だっての日本司法福祉学会で虐待についてのお話をききましたが,そのお話も踏まえたうえで,私の思うところです。

日本の場合,虐待事件おきると,どこかで事情があるんだと同情的な面があります。特に実母が加害者になっていると,「一番うっとおしい時期だから」「育児疲れ」「父親の非協力」「離婚した前夫の子だから」「ちょっとしつけがきつかっただけ」などなどです。

どんな事情や理由(たとえそれがしつけの範囲ということでも)あっても,児童が傷ついていれば被害者とみなすという考え方が重要かと思います。そして大人がアグレッシブに救いの手を差し伸べなければなりません。

虐待ではないかと疑った人が進んで通報し,児童相談所や警察が事情をきいてそうでなければ恨みっこなしでOK,それは虐待を防止するためだからといった風土が虐待を防止するのであろうと思います。

被虐待児童にとって,どのような家庭であっても自分の家庭で,離れたくない気持ちがあるのは当然で,そういった点からしても大人のアグレッシブな手当が必要なのです。

今の日本には,人の家のことには干渉してはいけないというのと,トラブルには近寄らない(虐待で無かったら大変なことになる)などということが,子どもの命よりも優先されているような気がします。

昔は,どこの子でも近所のおばちゃんやおっちゃんに怒られたものですが,反面,かわいがってもくれました。今は,それすらできない世の中になりましたね。

子どもを守れるようなコミュニティーがなくなってしまったことが,虐待の一番の原因かもしれません。

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