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2011年9月23日 (金)

勝手にプチ書評「精神障害者をどう裁くか」~私のおすすめ本

久しぶりのプチ書評です。

岩波 明医師は,私と3年ちがい(年上)ですので同世代と言えましょう。同じ昭和30年代です。

この本は,まずは,刑法39条について,そして,精神科医療と精神障がい者と司法との関係について国内外の歴史的変遷を述べています。

その後,具体的な事例を挙げて論を展開していて,医療観察法や刑法39条の問題が,この新書に見事におさめられていて,意見書を書く際にもよく参考にしています。

あまり,触法精神障がい者になじみのない方でも,39条減刑や医療観察法について理解しやすい本ではないかと思います。

私が,司法福祉を講義するのであれば,是非,学生に参考書として読ませたい本です。

ただ,精神障がい者の受けてきた悲しい歴史を知らない方が読むとショックかもしれませんね。

この本に書かれている日本における精神障がい者の歴史は,精神科医やPSWさんならば誰でも知っている,精神科医 呉秀三の有名な言葉「わが国十何万の精神病者はこの病を受けたるの不幸のほかに、この国に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし。」の言葉を思い出させるものがあります。

精神障がいと犯罪についてよく理解していないまま,「精神障がい者は危険だ」などと言っておられる方に是非おすすすめしてほしい本です。

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