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2012年3月16日 (金)

大阪2児餓死事件1審判決で思うこと

 大阪市のマンションに3歳の長女と1歳の長男を閉じ込め餓死させたとして、殺人罪に問われた母親の被告(24)に対する裁判員裁判で、大阪地裁は16日、懲役30年(求刑・無期懲役)の実刑判決を言い渡した。

 被告は殺意を否認していた。検察側は論告で「10年6月9日ごろの時点で2児が相当衰弱していることを認識しながら部屋に閉じ込めた。被告の弁解は信用できない」と述べ、殺意はあったと強調した。弁護側は「被告は2児が死んでも構わないなどとは考えなかった」として、保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張した。

 起訴状によると、被告は長女、長男と大阪市のワンルームマンションで暮らしていたが、食事を与えなければ死亡することを知りながら、10年6月9日ごろ、2人を自宅に閉じ込めて放置し、同月下旬ごろに餓死させた、とされる。【苅田伸宏】(毎日新聞)

まだ判決が出た時点で,控訴するのかどうかもわかりませんから,あくまで仮定の話としてです。

地域福祉の観点からいうと,コミュニティーが全く機能していないというか,とても残念な話です。その後下記の様な会がこのマンション住人の間でつくられているそうです。

現場マンションに住んでいるデザイナーの清水隆之さん(27)と柔道整復師の外山(とやま)大輔さん(31)。事件で人との関わりの大切さを実感したという2人は事件後、2児にちなみ「桜楓(おうふう)会」と名付けた住民交流会を毎月開いている。清水さんは事件の詳細を知り「自分は本当に無関心過ぎたと改めて感じた」と絶句。外山さんは「公判で聞いたことを消化できたら、何か発信したい」と話した。【反橋希美】(毎日新聞)

「人との関わりの大切さを実感した」とても大事なことだと思います。

本件が,殺人罪なのか保護責任者遺棄致死罪なのかの司法判断は私にはできませんが,食事や水を与えられないまま幼い子どもたちが死んだことには違いがありません。子どもを大人たちで守る。単純なことがこの国では失われつつあるのかなぁと思ってしまいます。

地域だけでなく,家族の機能にも問題が多いようにも思います。地域力とともに家族力も見直さないといけないのかもしれません。

懲役30年が重いか軽いか,それは被告人のみでしか感じられないのではないでしょうか。子どもたちはもう亡くなっています。子どもたちにはどう思うのか聞けません。でも,もし聞くことができたら「お母さんもういいよ。許してあげる。」と言ってハイタッチしてそうな気がしています。とても悲しいのですが子どもたちにとっては,大好きな唯一の母親なんですから。いまの彼女には,それがわかっているように思います。

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