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2012年3月31日 (土)

未決囚(拘置所にいる人)への支援の必要性

最近,未決囚,つまりは拘置所にいる人たち(留置所にて代用勾留されている人含む)への福祉的支援の必要性を感じています。
これは,障がいのある人等への裁判支援や判決前調査ということではなく,たとえば,所得がないのに何ら支援のないまま執行猶予がついて釈放されるホームレスなどのケースへの支援です。
さらに,自分の肉親や家族に思いや心配をしている被告人や確定死刑囚に対して,肉親や家族への支援を行い,かつ,結果を被告人や確定死刑囚に伝えることで,心の安定から贖罪へと結びつけるような支援です。
贖罪をうながすこと,贖罪しやすい環境をつくることは再犯防止につながるはずです。福祉的支援でそういった環境をつくることが可能ならば,すなわち再犯防止につながります。宗教教誨とはアプローチが異なりますが,贖罪支援といったことは,ソーシャルワークとしても可能なのではないでしょうか?また,確定死刑囚にとっては刑に臨む姿勢に影響すると思います。
ただ,確定死刑囚については,執行してよいのかどうか考えさせられるほどの贖罪意識を持ってほしいですし,そういう気持ちになれる支援が必要です。(ちなみに,死刑を絶対肯定しているのではありません。思想的にもニュートラルです。)
単に被告人への支援を裁判におけるものととらえず。真のニーズ解決ととらえると,違った面が現れてきます。
加害者家族支援の中では,加害者本人と話をすることもあり,そういった意味では家族や肉親を支援することが,ある意味加害者本人のニーズ解決になりましょう。それが,贖罪につながり,刑に服して社会復帰していくことにもつながるのだと思います。もちろん,加害者に障がいがあるかどうかは関係ないことですね。
日本は犯罪率の割には重罪の国。しかし,重罪を課せば犯罪が減るのでしょうか?日本の犯罪率の低さは重罪のせい?そうとは思えません。だって,現に死刑囚や無期懲役囚が犯罪率の低さの割に多いのです。
再犯しない教育というのが大事かと。そういう意味では,死刑になって死にたいからと殺人をする人については,死刑がある限り教育刑はありえないのですね。

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