« 検察が更生支援~知的障がい者だけの問題か?!~ | トップページ | 次長課長の河本さんはスケープゴート? »

2012年5月22日 (火)

低血糖発作とてんかん発作~どちらも交通死亡事故事件の判決~

平成21年9月、自転車に乗っていた男子高校生をはねて逃走したとして、道交法違反の罪に問われた同市の会社員の男性被告(46)の判決公判が21日、地裁で開かれた。裁判長は「事故当時、持病の糖尿病による低血糖症で意識障害に陥っていたため、責任能力がなかった」として無罪(求刑懲役1年)を言い渡した。

 裁判長は判決理由で「事故直後に後続の車が、何度もクラクションを鳴らしても反応がなかったことなど、意識障害を推認できる不自然な行動が多い」と述べた。

 公判で検察側は「仮に低血糖症だったとしても、意識は十分に保たれており、合理的な判断が可能だった」と主張。弁護側は事故を起こしたことは争わず、「事故時は意識障害があり、事故を起こしたことを認識しておらず、責任能力はなかった」として無罪を主張していた。 

 判決によると、男性は、スポーツジムから帰宅する際、軽乗用車を運転中、自転車に乗っていた高校3年の男子生徒=当時(17)=をはねた。生徒は頭などを強く打っており、同20日に死亡した。

 判決後、男性側の弁護人は「主張が認められてよかったが、人の命を奪ってしまったことは本人も反省しており、事故後は一切運転していない」と述べた。

この判決は検察が控訴せず確定しました.

糖尿病で低血糖になるということは,おそらく,糖尿病薬を使用した後運動しすぎたのでしょうか?

てんかんのある人が医師の許可があって運転していても,気候や体調の加減で発作が出る可能性があるわけですが,それで事故を起こした場合はこれと同じ扱いになるのでしょうか?

糖尿病で低血糖発作を起こすのも,普段発作がないてんかんのある人が発作を起こすのも,いずれも治療しているから絶対0と言い切れません。糖尿病で低血糖発作を起こす可能性のある人は,てんかんのある人よりも絶対的に多いでしょうし,その人たちに運転を禁ずることなんてもちろんできません。

しかしながら,てんかんのある人と低血糖発作のある人,どちらも可能性を予見できる点ではいっしょですし,医師の許可があっても可能性は0ではない.

どういう線引きがされるべきなのでしょうか?すっきりしない感じがします.

|

« 検察が更生支援~知的障がい者だけの問題か?!~ | トップページ | 次長課長の河本さんはスケープゴート? »

ニュース」カテゴリの記事

司法福祉」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

更生保護」カテゴリの記事

法律」カテゴリの記事

福祉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181558/54765547

この記事へのトラックバック一覧です: 低血糖発作とてんかん発作~どちらも交通死亡事故事件の判決~:

« 検察が更生支援~知的障がい者だけの問題か?!~ | トップページ | 次長課長の河本さんはスケープゴート? »