« 久しぶりに情状証人として法廷に立ちました | トップページ | 受刑中の解離性同一性障害のある方からの手紙 »

2012年6月 5日 (火)

ホームヘルパー2級(訪問介護員2級)資格について~菊地直子被疑者逮捕で思うこと~

元オウム真理教メンバーの菊地直子被疑者が偽名でホームヘルパー2級の資格を取り,介護職員として就労していたと報道されています.

私自身あまり気に留めなかったのですが,確かにホームヘルパーの資格講習会で,本人確認などはしないように思います.かつて,ホームヘルパーやガイドヘルパーの講習会を開催する側に回ったことがありましたが,要綱に本人確認なんて書いてもいなかったし,そういった指導もありませんでした.

おそらく介護職員基礎研修も同じように本人確認なんてしていないのではないでしょうか?

個人情報保護の観点からも講習実施事業者が運転免許証や身分証明書のコピー等をとって保管することも困難ですしょうね.ということは,菊地被疑者のように偽名で資格を取ったり,さらには,他人を替え玉を講習に行かせて自分の名前での修了証をもらうということも可能なわけですね.

盲点ですよね.

事業所の指定や変更の届を出すときにもこの問題が起こってきます.偽名でホームヘルパー1級資格をとった者でも,住民票等を指定や変更の時に提出するわけではありませんから,引っかかることはありません.

「納税で見つかるのでは?」という方,住民登録していない,或いは住所がなくて働いていても所得税はかかってきますよね.しかし住民税は住民登録をしていないとかかってきませんし,特別徴収で給料から天引きの場合だと勤め先にわかってしまいますが,普通徴収で自分で払うことにしていればわかりません.

まあ,本人確認などしなくても問題ないことがほとんどといってしまえばそれまでです.

どういった菊地直子被告がどういった処分になるのかは,まだわかりません.もし,受刑ということであれば,今度は自分の名前ホームヘルパーの資格をとり,その介護の経験を社会で活かしてほしいと思います.受刑中に職業訓練でホームヘルパー2級の資格をとり,介護職員として立派に社会復帰されている方もおられるので,彼女も是非そうしてほしいと思います.

|

« 久しぶりに情状証人として法廷に立ちました | トップページ | 受刑中の解離性同一性障害のある方からの手紙 »

ニュース」カテゴリの記事

司法福祉」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

更生保護」カテゴリの記事

法律」カテゴリの記事

福祉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/181558/54883162

この記事へのトラックバック一覧です: ホームヘルパー2級(訪問介護員2級)資格について~菊地直子被疑者逮捕で思うこと~:

« 久しぶりに情状証人として法廷に立ちました | トップページ | 受刑中の解離性同一性障害のある方からの手紙 »