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2012年8月 7日 (火)

東京の母親殺人事件について

母親(44)の首を絞めて殺害したとして警視庁は2日、長男のアルバイト少年(18)と、交際相手の無職少女(18)を殺人容疑で逮捕したと発表した。2人は都が知的障害者に発行する「愛の手帳」で最も軽度な4度の認定を受けていた。逮捕容疑は7月31日午前2時ごろ、新宿区の少年の自宅で、仕事から帰宅した少年の母の首を手で絞め殺したとしている。
少年事件課によると、2人は同日午後0時半ごろ出頭。少年は「自分が首を絞めて殺した」と認め、1日未明に逮捕された。事件当時、少年宅にいた少女も2日に逮捕され、容疑を認めている。
同課によると、2人は約1年前、通学先の都内の特別支援学校で出会い、交際していた。少女は障害者自立支援施設を抜け出し、少年宅へ度々訪れていた。
少年は母と2人暮らしで「少女が自宅に来ると、いつも施設に連絡されて連れ戻されるので『一緒に殺そう』と決意した」と供述している。(毎日新聞)

おそらく逆送ではなく,保護処分で医療少年院に送致されるのではないかと思いますが,福祉サイドとしてはなんともいえない事件です.

問題は,この少年たちの処分終了後の受け皿かと思います.短絡的に入所施設でよいのかということも含めて考えるべきでしょう.

かつて少年審判の時から支援した少年の場合は,ソーシャルワーカーとして原田個人,もしくは所属機関が支援する旨を審判書にも書いてもらって,少年院に定期的に面会に行きつつ,出所後の受け入れ先を決めていったということをやりました.この少年たちにもそういう対応が必要でしょう.

勿論,起こした事件を内省してもらうことは当然であるし,その重大性を理解するような教育がなされるべきですが,受け入れ先がないというだけで長期処遇になってしまうことがないようにしなければなりません.

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