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2012年8月30日 (木)

財産不適切管理で成年後見人を解任

 T県の知的障害者施設に入所する数十人の財産管理が不適切だったとして、U家裁が入所者の成年後見人を務める親族らのうち、保護者会会長の男性(75)を5月に後見人から解任したことが29日、分かった。他の後見人約50人も財産管理の権限を弁護士に移した。

 関係者によると、保護者会は2009年、施設の修繕費を賄うため約50人の後見人に呼び掛けて約1億5千万円を集め、当面の使途がなかった約6300万円で投資信託を購入した。家裁によると、元本が保証されない投資信託の購入は「不適切な財産管理」に当たる可能性があるという。

 後見人は入所者が障害年金などでためた財産から拠出。集めた資金のうち約7千万円は施設に寄付し、約1400万円はエアコンの交換費用として、施設に代わり業者に払った。(産経新聞)

 横領などの悪意があるものではないことは明らかなのですが,集めた額の大きさと出所が被後見人の資産という点では問題があるのでしょう.

 保護者にしてみれば一生懸命子のために貯めたお金でしょうから,子どもの生活のために使うということでおかしくはないことも理解できるのです.

 ただ,法律で判断能力が低い人を守るための成年後見制度ですから,たとえ親族後見といえどもその業務内容や家裁に報告するべきことなどを知っておく必要があります.

 今回も事前に家裁に上申し,その判断を仰ぐことで問題は回避できたのではないかと思うのです.

 親族後見人への選任時教育が必要だと痛感させられました.

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