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2012年11月

2012年11月25日 (日)

昨日24日は大阪府立大学の公開講座に登壇しました

昨日は,エルおおさかで行われた大阪府立大学の公開講座に登壇してきました.

一番驚いたのは,参加者の多さでした.11月の初旬に予約満席になって30人以上お断りをしたらしいのですが,当日は立ち見の方もおられてすごい熱気で暖房の温度を下げてもらうほどだったようです.

まずは,辻川圭乃弁護士のお話,次に私,そしてよく学会でも一緒になる砂川厚生センターの福永佳也氏のお話でした.助言者は,播磨社会復帰促進センター更生支援企画官の上田一喜氏です

福祉の現場の方が多くて,受け入れ先のことなどご質問もいただきました.一番伝えたかったのは,「その人ののぞむ生活を支援し,その人が自身の快適な生活を維持しようと自己決定することで,再犯しないことの自己決定に至る.」ということです.

本当は医療観察法のことなどもっと突っ込んだ話ができれば理解しあえたのかもしれませんが,40分講演,15分質疑応答というスケジュールでしたので,全部をお伝えするということは難しく誠に申し訳ありませんでした.

当事者の方の気持ちのこもった本当にありがたい感想もいただき感謝感謝でした.

また,著書や寄稿した雑誌の紹介もさせてもらいました.大阪府大の吉原先生には大変お世話になりました.

始まる前や終わった後の会話も結構楽しくて,勉強になりました.そっちも研修としてとてもよかったです(笑)

さしもに疲れていたのか,昨日は9時過ぎにはもう寝てしまいました.

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2012年11月23日 (金)

最近対応している薬物関係ケースから思ったこと

ここのところ薬物関係の女性のケース対応が続いている.思うことは生活歴における問題の多さだ.

虐待,親がアルコールや薬物の依存,親や自身の離婚,貧困,大人になってからのDV被害,虐待加害などなどである.

薬物関係,女性がというわけでもなく,私が出会ってきた多くの犯罪をした人や非行のある少年は,その多くが生活歴に大きな問題があった.

その中でも児童虐待は多い.実の親や継父母からの虐待,きょうだい,親族からの虐待などである.身体的虐待,精神的虐待,性的虐待,ネグレクトなど受けた虐待も豊富だ.中には,話を聞いていて「どんなにつらい体験なんだろう」と思うこともしばしばだ.そんな環境だったら認知が歪むのも仕方がないな.

連続ピストル強盗事件で死刑が執行された永山則夫氏も母や兄からの被虐待児であったし,もっとも優しくしてくれた姉が精神障がいとなって入院してしまうというというつらい出来事や母による遺棄のため極度の貧困も経験している.

人格形成に大切な時期に,こういった体験をすることで人格形成に影響を及ぼすのであろう.人格障害?という人が多くいる.私が対応した犯罪をした人には,特に女性にはBPD(境界性人格障害)?という人や実際に診断が下っている人が多く,摂食障害,希死念慮,リストカットなどの自傷行為がある人もいた.

確かにこういった生活歴上の問題は,責任能力とかには関係がない.医学モデルではそうかもしれないが,社会モデルではそうではない.確かに過去は変えることができないけれど,それを踏まえたうえでの更生支援はできるはずだ.

自立更生を促す上での促進因子,阻害因子をしっかりとらえたうえでの支援が必要だと思う.最後には寄り添ってくれる支援者を探すことになるのであろう.

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2012年11月18日 (日)

社会福祉セミナー2012年12月~2013年3月号に記事が掲載されました

NHK出版の社会福祉セミナー2012年12月~2013年3月号に記事が掲載されました。

本記事は,大阪地裁の殺人事件を起こしたアスペルガー障害の被告人に対する判決に触発されたものです。

刑事事件において,検察,裁判所のみならずともすれば弁護側も差別している時があります。

本記事は,それを意識して書きました。障がい者だから刑務所に行くことを否定的にみることも私自身していません。問題は責任能力を正しくとらえ,再犯可能性と自立更生について正しく認識すること。

また,障がい当事者団体については被害者の人権に真摯に向き合うこと。

いまらながら,改めて認識してほしいと思います。

とりあえず,左の私が書いたり載っている本等に上げておきました。発売は21日です。私の手元には著者配本で2冊届いています。

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2012年11月16日 (金)

14日は洲本市(淡路島)に行ってきました

14日水曜日は洲本市で行われた「淡路障害者自立支援協議会研修会」に出講してきました.

淡路島はご存知の通り兵庫県ですから,以前からかかわりがありました.淡路出身の人の補助人をやっていたりします.
弁護士さんとケースの事で車で行ったのも懐かしい思い出です.軽ーいケースと思って行ったらめっちゃ重いケースで,行きしなののりのりが帰りはドヨーンでした(笑)

午前は一般市民も参加の公開講座,私の前に兵庫の定着支援センターの方が話をして,その後が私,午後は,相談支援専門員を中心とする専門職集団に事例を提示してのお話でした.
淡路に行かせていただいたのは,障がい福祉関係者の方にほんの少しだけ裁判支援について助言などを偉そうにさせていただいたのがきっかけなのです.
久しぶりに,いろんな人と触法障がい者支援やその他障がい者支援の話をさせていただいて楽しかったです.
また,淡路障害者自立支援協議会の皆さんには,大変良くしていただいて本当に感謝です.
帰りは新物の淡路産ちりめんじゃことタコせんべいを買って帰りました.ちなみに,高速バスでの旅でした.

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2012年11月15日 (木)

3年前に出演したNHK福祉ネットワークがYou Tubeにアップされていました

教材探しでYou Tubeを検索しているとなんと3年前に私が出演したNHK福祉ネットワークの番組「罪を犯した知的障害者と向き合う②」がUPされていたのを発見しました.最近UPされたようなのです.

3年前なのに今頃UP?

という感じなのですが,ちなみにUPされた「haglerhaglerhagler」という方は絶対に私ではないことを断言しておきます.
なお,私が出た番組の前日に放映された,黒羽刑務所と播磨社会復帰促進センターを取り上げた「罪を犯した知的障害者と向き合う①」もUPされていました.
いずれも4日前のUPになっていますので10月11日にUPされたのかと思います.録画をまだ持っている方がおられたというのがびっくりです.
一応リンクを張っておきます

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2012年11月14日 (水)

女性の触法障がい者ケースが続きます

現在,ある精神障がいのある女性の殺人未遂の案件に着手しているのですが,また新たに,精神障がいのある女性の窃盗の案件が入ってきました。

男性と女性の違いというところでは,男性と違って女性には性犯罪をする人が皆無に等しかったり,悪性の強い人が少なかったりというのがあります。

また,男の私が言うのもなんですが,男性との関係や背後に男性がいたりということが発端だったりするケースも女性には多いです。男性にもストーカーなどの女性がらみの意見はありますが,異性関係での犯罪は女性の方が多いような気がします。犯罪をすることは加害者の責任であるのはもちろんですが,男性の存在が犯罪に影響しているということは少なからずあるように思います。

女性の犯罪もかつては窃盗がNo.1だったようですが,今は覚せい剤がNo.1になっているようですね。新しい事件も薬物がらみ。

多くのクライエントが私に勉強をさせてくれています。

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2012年11月13日 (火)

大阪府立大学公開講座申し込み定員に達しました

大阪府大の吉原先生からご連絡をいただき,24日の公開講座は104名の定員を超える申し込みがあり,申し込みを終了したそうです。

申し込みをされていても当日欠席される方や,申し込みなしで来られる方もおられるので,もちろん人数が確定したわけではありません。

ひとまず,申し込みが終了したことをご報告いたします。

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世界12月号の佐藤幹夫先生の記事に載りました

岩波書店の雑誌「世界」2012年12月号の佐藤幹夫先生の記事に紹介されました。本を送っていただきました。

佐藤先生は,2009年4月放映の福祉ネットワークに私が出演したときコメンテーターを務めていただきました。

その時,事前に取材に来ていただき,その内容がこのたび記事になりました。「ホームレスと社会Vol.6」の私の論文にも触れていただいています。

佐藤先生の記事は当然よかったのですが,堀川惠子さんの「永山事件 封印された鑑定記録」も素晴らしいです。

佐藤先生の記事も堀川さんの記事も論文の参考になります。ありがとうございました。

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2012年11月12日 (月)

遅ればせながら明後日のことなのですが~洲本市で研修会~

遅ればせながらなんですが,明後日洲本市で研修会に出講します。午前の部は公開です。

平成24年度 淡路障害者自立支援協議会研修会開催要項

1.目 的
 「罪に問われた障害者」の問題については、数年前まで、あまり光が当てられてきませんでしたが、その実態は、受刑者の4分の1に知的障害の可能性があったり、社会に受け入れられる術を知らずに犯罪を繰り返してしまう累犯障害者がいたり、また、コミュニケーションがうまくとれないために十分な取り調べや裁判を受けられないといったケースなどもあり、矯正施設(刑務所・少年院)の中には福祉の支援を必要とする数多くの方がいることが明らかになってきました。
 このような中、平成21年より、司法と福祉をつなぐ「地域生活定着支援センター」の設置が各都道府県で始まり、兵庫県でも平成22年7月にセンターが開設されています。
 今回の研修では「兵庫県地域生活定着支援センターウィズ」の相談員と、長く司法と福祉とのかけはしになってこられたソーシャルワーカーを講師にお招きし、罪を犯した人たちに必要な支援が届けられるよう、罪を犯しても再び地域で住み続けられる地域づくりのために、市民への啓発と福祉関係者の研鑚を目的として実施します。
 なお、本研修は、淡路障害者自立支援協議会と、淡路圏域内において、触法障害者への支援の充実のために兵庫県が設置している「触法障害者地域移行支援事業」の共催により下記のような内容で開催します。

2.主催等
  主催/淡路障害者自立支援協議会 共催/触法障害者地域移行支援事業(五色精光園)

3.日 時
  平成24年11月14日(水)10:00~15:30

4.場 所
  洲本市健康福祉館(みなと元気館)3階 会議室

5.参加対象者
  午前の部:当事者・家族・一般市民・相談支援専門員・障害者支援事業所の従事者等
  午後の部:相談支援専門員・障害者支援事業所の従事者等

6.参加費
  無料

7.プログラム

内     容
午前の部
 9:30
受付開始

10:00
研修会開会・オリエンテーション

10:10
演題:「兵庫県地域生活定着支援センターの役割と機能について」
講師:「ウイズ」相談員 藤原友喜 氏

11:00
休憩

11:10
演題:「触法障がい者・高齢者の支援について」
講師:兵庫社会福祉士会・南海福祉専門学校専任講師 原田和明 氏

12:00
質疑応答

12:10
終了

午後の部
13:30
両講師からの事例提供により、支援者としての実際の関わりについて学ぶ

15:30
終了

開催要項です

「kaisaiyokoawaji121114.pdf」をダウンロード


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