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2013年2月23日 (土)

21日の死刑執行に思う

21日には死刑が執行された.自民党政権に移行して初めての執行だ.かつてのように2ヶ月ごとの執行に戻るのだろうか.

今回,死刑願望で殺傷事件を起こした元死刑囚も執行された.反省しているとも思えない.自分が死ぬために人の命を奪い,反省することもなく望み通り死んでいく.なぜか違和感を覚える.

ちなみに3名ともその事件での死者は1名だ.

ノルウェーの死者77名の殺害事件.ノルウェーの最高刑は禁錮21年だ.死刑はもちろんない.この事件でも被告人を死刑にといった世論はほとんどなかった.当時の政権与党の集会での大量殺人で,閣僚の知人友人も犠牲者に含まれていたが,勿論,閣僚からもそういった声はあがらなかった.

事件当時法相だったクヌート・ストールベルゲ氏は6月の来日講演で「事件の背景を探り,再発防止を考えることが重要だ.私たちは極刑ではなく予防と更生に力を注いでいる.死刑は犯罪を予防できるという論調は何もしなくていいという口実を与えはしないか」と語っている.

こんなにも違う.キリスト教と輪廻転生のある仏教の違いも勿論あるだろうが.

小林元死刑囚に殺害された被害者の父のコメントは印象的だ

「小林死刑囚の死刑が執行されました。これで楓が戻ってくるわけではありませんが、少しは無念を晴らしてあげられたかもしれません。

小林死刑囚が自ら犯した罪を真摯(しんし)に受け止め、刑に向き合ってくれたと信じたいです。

小林死刑囚の命も一つの命であり、今後私達は楓の命、加害者の命の重さを背負っていかなければなりません。

二度と尊い命が失われることがない社会になることを心から願います。

二度と尊い命が失われることがない社会をめざすことが大事なのだろう.

ノルウェーは加盟していないがEUの加盟条件の一つが死刑を廃止していることだ.ヨーロッパでは政治的に死刑を廃止する可能性はあっても死刑を行うことはないということだろうか.

一部報道では,参院選に向けてもっと大物の死刑志向があるのではとも言われている.政治と死刑,政治と尊い命.死刑とは重いものだと思う.

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