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2013年2月11日 (月)

平成24年度リーガルソーシャルワーク研修会が終了しました

昨日本年度のリーガルソーシャルワーク研修が終了しました.

この研修,成年後見とかではなく刑事司法に関わるソーシャルワークに限定されているので,Legal Social Workというよりは,Criminal Justice Social Work と本来表記するべきかもしれませんね.

来年からクリミナル ジャスティス ソーシャルワーク研修にしますか?わかりにくいですが(笑)

さて,昨日の研修は,前半が作家の本間 龍さんのお話でした.本間さんは詐欺罪で黒羽刑務所に服役し,用務者(指導補助)として養護工場などと称される工場で,介護の必要な高齢者や障がい者への介護等を行っていた経験を持つ方で,その体験からの著作もいくつかある方です.

自身の体験から刑務所の状況や,刑務所での高齢者や障がい者の置かれた状況,さらには,刑罰の在り方についてのお話もいただけました.

後半は,私も参加しての鼎談で,刑務所処遇の在り方や福祉が関わることの必要性などのお話をしました.

障がいがあるから,高齢だからというだけで刑罰に処さないというのは法治国家としてはあったはならぬことです.しかし,ただ単に社会から隔離するだけで矯正効果があるのかは疑問です.そういった人たちにあった矯正教育があってしかるべきですし,矯正教育としての保護処分であってもよいのではないかと思います.しかしながら,形態的には相対的応報刑とも言える日本の刑罰の現状では大きな法改正が必要とされるでしょうね.

本間さんが講演で話されていたのですが,ノルウエーは,最高刑が禁固21年で,必要な場合は延長することになっています.死刑はありません.一度このブログでも書きましたが刑務所の居住環境などの処遇は極めてよいですし,刑務官が受刑者の居室の中で座って語り合うというメンタルな面での処遇も充実しています.

ところが,再犯率は20%と少ない.重罰化は犯罪の抑止力にならないということを証明しているなと改めて思いました.

特に罪を犯した障がいのある人や支援の必要な高齢者については,そういった人たちに適した自立更生を考えていくことが必要であると思いますが,それすらまだできていないという点は福祉にたずさわっている者としてもっと言っていかなければと思いました.

 

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