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2013年2月15日 (金)

生活歴と犯罪

先だって,私がかつて関わっていて,今は別の支援者が関わっている人について,今の支援者から話を聞くことができた.窃盗(万引)などの累犯の人だ.知的に障がいがある.

私が関わった時には,まったくわからなかった生活歴上のことがわかったらしい.その支援の深さには脱帽だ.

私が関わったときは,刑務所初入出所後しばらくしての犯行で,CAPASのIQ相当値が中度知的障がいの域で,お話をしていても知的の障がいがあると感じられた人だった.

刑法の規定で執行猶予は付されないため,実刑は明らかであったので,出所後どうするかという話をしていたのだが,刑務所に収監された後支援の断りの手紙が来た人だ.

今回の事件の時,拘置所であったが前向きの姿勢や,反省はなく.自身で支援を断ったことを忘れていて,支援してくれなかったと言っていた.どうも彼の言う支援とは差し入れの事であったような気もするが.

いずれにせよ,刑務所に行くたびに悪い方向に行っているようで,今は懲罰ばかりだそうだ.本来はまじめで,更生の意欲を示していたのだが...

私はそこまで調べられなかったのだが,かつては療育手帳も持っていたらしい.今,「障がい」という言葉に否定的な反応を示すのは,その頃何か嫌な思いをしたのだと思う.

いつも思うのだが,生活歴につらいエピソードが後の犯罪の遠因になっているのではという人が多い.もっとも,生活歴につらいエピソードが多くても犯罪などしないで生きている人も多いのだが,その分岐点は何だろうか.

過去にあったことを修正することは難しい.未来に向けていくのが更生することだと思う.

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