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2013年3月 2日 (土)

かつて関わった人が起訴されました

かつて関わった2人が起訴されたことが先だってわかった.両名ともにかなりの累犯ではあるが,今まで起訴されたことが無い人たちである.

「障がいがあるからそう簡単に裁判にはならない」「検挙もされない」という認知になっていて,確信的に触法行為を繰り返す人がいる.取調べ時に水戸黄門の印籠のように障がい者手帳を出す人もいた.また,理由もとても社会的ニーズとは捉えられない場合が,こういった確信的な触法行為の場合はほとんどだ.

こちらが押したり引いたり環境を変えたり,いろんなことをやって触法行為をしないように支援してみても,結果検挙され起訴される人がいるのは事実.なかなか力が及ばない.

この両名とも支援者の努力はかなりのものだった.それでも及ばなかった.こういった人への支援の難しさを感じる.

1人は傷害事件の累犯で今まで不起訴,不処分だっただけ.運と相手がよかったに過ぎない,いずれも弱者を選んで狙った事件だ.もう1人は窃盗(万引)であるが,いままでも何度もやっていて謝罪と弁済で済んできた.今回立件された分の被害額も相当なものらしいし立証できない余罪もあるらしい.初めての起訴であるが,略式命令ではなく,公判請求であるところが罪の重さを物語っている.

おそらく2人とも実刑ではないだろう.初めての拘置所暮らしで堪えてくれたらいいのだが...傷害事件をおこした人は,治療反応性のある精神疾患はないので39条減刑されても医療観察はないだろう.

こういった人は,執行猶予見込みで,釈放後の支援を考える必要があるので,もう動き始めている.

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