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2014年1月

2014年1月11日 (土)

龍谷大学矯正・保護総合センター研究年報No.3に論文を掲載していただきました

2011年に神戸で行われた国際犯罪学会世界大会で,日本犯罪心理学会と日本犯罪社会学会のセッションに登壇させていただきました.

その内,日本犯罪社会学会のセッションは「判決前調査制度の国際比較ー合理的量刑のための制度的方策として」です.このセッションは英語の同時通訳付きで行われ,スカイプでスコットランドのタタ先生に参加いただき,ドイツのケルナー先生をディスカッサントにお迎えして行われました.この「龍谷大学矯正・保護総合センター研究年報No.3」の特集1は「判決前調査制度の国際比較ー合理的量刑のための制度的方策として」として,このセッションでの報告者等が報告にさらに加筆を加えて論文にしたものが発表されています.

私の稚拙な論文は「福祉的ニーズのある被告人に対しての刑事裁判における福祉的支援〜フォレンジック・ソーシャルワーク実践についての一考察〜」です.初めてフォレンジック・ソーシャルワークの表記を使ってみました.また以前から気になっていた裁判員裁判と55条の関係について考察してみました.

特集2も含めて皆様方のすばらしい論文が掲載されていて,研究資料としても有用な研究年表かと思います.
まだ,アマゾンでは予約のみで画像も上がっていないのでリンクはまた後ほど貼ろうかと思っています.
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2014年1月 9日 (木)

弁護士がソーシャルワーク?〜間違ってます!抗議します〜

毎日新聞の記事の抜粋です

弁護士費用:高齢・障害者、国が立て替えへ 累犯防止で

毎日新聞 2014年01月08日 15時00分

 政府は、罪を犯した高齢者や障害者を福祉につなぐ活動に携わった弁護士の費用について、国が立て替える制度を創設する検討を始めた。初犯者を含め、累犯に陥る可能性がある高齢者や障害者の社会復帰支援を強化することも狙いにあり、早ければ2014年秋の臨時国会に関連法案を提出する。

 生活苦から万引きや無銭飲食を繰り返す高齢者や知的障害者を巡っては、弁護士が捜査や公判の段階で福祉による保護を確約し、執行猶予判決などを得て服役を回避する取り組みが活発になっている。だが、現状では弁護士が手弁当で引受先の福祉施設や行政機関と調整するケースも多く、法的な手当ての必要性が指摘されていた。

 このため政府は、資力の乏しい人が民事訴訟を起こす際に弁護士費用の立て替えを受けられる民事法律扶助制度の範囲を拡大し、弁護士の福祉的活動にも適用する方向で検討。民事法律扶助を扱う日本司法支援センター(法テラス)の業務を定めた総合法律支援法を改正する方向で調整している。立て替え費用は、原則として問題解決後に返還する必要があるが、生計困難などの事情があれば免除することも想定する。

 高齢者や障害者の周辺では、多重債務や詐欺的商法、不動産売買などに絡む法的トラブルを抱えながら孤立し、誰にも気づかれない例が多い。近年では、弁護士が福祉や行政などの関係機関と連携して問題解決に乗り出す「司法ソーシャルワーク」と呼ばれる取り組みが進んでいる。法改正によって、こうしたケースで生じる弁護士費用も立て替えの対象になる見通しで、弁護士の福祉的活動の幅が広がることになる。【石川淳一】

司法ソーシャルワークという言葉が使われていますが,これは弁護士が情状弁護で福祉とつなげているわけで我々が行っているソーシャルワークではありません.

結果として情状はかられたり,ダイバージョンされる点では一緒かもしれませんが,決定的に違うのは,我々は生活ニーズに対してその解決を図るのであり,そのためにニーズアセスメントを行い,支援の計画を立てモニタリングをするのです.単に福祉につなげることをソーシャルワークとよばれてしまうと,ソーシャルワークは司法の下請け作業になってしまいます.

私はこの表現に厳重に抗議します.もし,法務省がこの言葉を使うのならば,厚生労働省は抗議するべきです.社会福祉士会,精神保健福祉士協会も厳重に抗議してほしいと思うし,社会福祉の研究者,とくにソーシャルワーク論や社会福祉援助技術の研究者は反論の声を上げるべきです.もし,新聞社が単独でこの言葉を使っているのならば,ソーシャルワークというものを調べないで書いているとしか思えず.報道の正確性を疑ってしまいます.

どうしても弁護士にお金をつけるのならば,むしろ入口支援を担っているソーシャルワーカーにお金をつけるべきです.もっとも,入口支援は弁護ではなく,本来中立を担保するもので,福祉の方が刑罰よりことを前提とするべきではありませんから,法務省が直接担っているソーシャルワーカーに払うべきです.

弁護士会もソーシャルワーカーにお金をつけるように言ってほしいものです.現状,更生支援計画書や意見書を書いても,医療観察の意見書以外は法テラスからはお金が出ません.何か違っていると思います.

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2014年1月 2日 (木)

明けましておめでとうございます〜結構激動の年末でした〜

一日遅れとなってしまいましたが,新年あけましておめでとうございます.

去年は穏やかな年末になるかと思いきや,学校の仕事納めの日に俄然やる気の出る?少年事件のオファーを頂き,年が明けたらそれに集中と思いきや,31日に関係者から以前から継続して対応していた人が事件を起こし,24条通報で入院したと連絡があり,波乱の年末でした.後者は間は離れていますが2回目の入口支援を行ったケースで,執行猶予中(4号観察)の再犯でちょっとショックです.

元旦も電話にメールにと刑事事件の報告を頂いて,充実?の新年を迎えることができました.

今年こそは,実践家として,そして研究者としても心機一転して飛躍したいと切望しています.

最近忙しくて,月々の書き込みが寂しくなっていますが,皆さん本年もよろしくお願いいたします.

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