6月以降の生き直し支援について〜コロナの影響〜
5月の緊急事態宣言解除以降,それまで止まっていた刑事手続が突然一斉に動き出し,次々に公判期日が入ってくるという状態になり,今まで対応していた人に合わせて新しいケース依頼が入ったり,ダブル執行確定待ちの人が検事控訴された上,控訴審前に再犯とか,様々な事があって6月7月はほとんど休みなく働いていました。さすがに裁判はリモートにはなりません(笑)。複数の弁護士さんのケースを一人で対応するのでてんてこ舞いでしたが,8月に入ってもまだその余韻が続いています。6月〜7月は 更生支援計画3本と証人尋問が3回で5人の対応をしました。今日も更生支援計画を1本作成し,まださらに対応しているケースが3人継続している状態です。
勾留されている人はコロナのおかげで勾留期間が長くなり,さらに大阪拘置所のコロナ感染があって一般面会は禁止となってしまって大変でした。勾留されている人も大変だったと思います。
対応させて頂いた人の中には,知的障がいや発達障がいがあり,その障がいが大きな生活支障となっている人もいましたが,最近は窃盗症や覚せい剤などの薬物,ギャンブルなどの依存症のケースが多いです。普段から,リカバリーパレード関係などでアディクトの皆さんとのお付き合いは多いので,依存症のある人を支援することについての抵抗などは全くありませんし,主にダルク等自助団体へつなぐことを主体とした支援を行うことで,生き直しへの自己決定を促しています。
細かいことを書いている余裕がないのですが,もう少し時間がとれるようになれば,こうした支援で今思うことを書いてみたいと思います。
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