心と体

2018年7月22日 (日)

大阪府北部地震に思う

先月,大阪で大きな地震が起きた。遅くなったがそのことについて書きたいと思う。

私は,箕面市の職場で地震に遭った。兵庫県南東部地震は西宮市内で体験しているので,人生で2回も大地震を経験したことになる。しかも2回とも障がい福祉の従事者としてである。
兵庫県南東部地震の頃は携帯電話がまだあまり普及していない頃であった。その後携帯電話普及し,こういった災害時の連絡には便利だろうと思っていた。しかし,今回の地震では,携帯も有線も電話がなかなか繋がらなかった。地震の起きたタイミング的に,通勤途上の職員が交通機関の停止の影響を受けて出勤できなくなっていると思われたが,連絡を取るのが難しかった。職場内の公衆電話で連絡が取れた場合もあったが,それも安定しているわけではなかった。
今回の地震は1階の相談支援の事務所にいたときに遭った。兵庫県南東部地震に比べ,揺れが弱く時間が短かったため倒壊などはないと感じた。しかし,すぐに2階3階のグループホームへ安全確認に行った。テーブルの下に入っている利用者もいたものの,パニックになる利用者もほとんどなく無事であった。

初め起きた停電はすぐに復旧し,エレベーターは止まったままであったが,出勤できた職員を急遽差配して生活介護の送迎に回り,電話が通じないグループホームなどは直接安否を確認した。近くに住んでいる職員や,動いていたバスで出勤した職員がいたため,少し遅れ気味ではあったがほぼ通常どおり生活介護は開所した。相談支援では1人住まいや障がい者だけの世帯など要支援世帯を中心に訪問などで安否を確認した。

震源に一番近い私の事業所は開所したが,同じ法人でも大阪市の事業所は職員が出勤できず閉所した。私も地下鉄御堂筋線が止まっていて,また,他の電車も止まっていたので帰宅できるかどうか心配であった。事業所で泊まることも覚悟したが,幸いバスと阪急宝塚線で迂回して帰宅することができた。

もし東南海地震が起きたら,この程度では済まない事が予想されている。兵庫県南東部地震の経験は,あまり思い出したくない経験だが,今回の地震で活きた。我々は,支援が必要な人たちを災害から守ることを常に考えていかなければならないと思う。

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2018年2月14日 (水)

静岡県地域生活定着支援センター 第6回 啓発研修に出講します

【お知らせ】2月26日は,静岡県地域生活定着支援センター 第6回 啓発研修に出講します。応募締切りは2月19日です。

「罪を犯した高齢・障害者の行方」
~地域で支えるための連携を目指して~

地域生活定着支援センターは、矯正施設出所後に福祉的支援が必要な方を支援しています。居場所や支えを失い、地域社会から排除されてしまう人たちを、どう理解し、包摂していくか。そのために必要な支援や連携を、様々な立場、機関の皆様と一緒に考えていきたいと思います。

基調講演  「罪に問われた障害者・高齢者の支援 」
権利擁護&司法ソーシャルワーク研究所 代表 
(社福)大阪手をつなぐ育成会 支援センターい~な 相談支援室長 原田和明 氏

パネルディスカッション
≪助言者≫権利擁護&司法ソーシャルワーク研究所 代表 
(社福)大阪手をつなぐ育成会 支援センターい~な 相談支援室長 原田和明 氏
≪パネリスト≫
「罪を犯した高齢者」
養護老人ホーム平成の杜  主任生活相談員 杉山 知宏 氏

「罪を犯した方の支援」~受け入れ側の困難性~
草笛の会 菊川寮 施設長  福田 和洋 氏
    
「少年院の実情と支援」
神奈川医療少年院  福祉専門官 天宮 陽子 氏

            ≪コーディネーター≫ 
静岡県地域生活定着支援センター  所長 多田 弥生

日時:2018年2月26日(月)
   10時30分~16時30分
情報交換会  17時30分~19時30分
会場:静岡労政会館 6階 大ホール
参加費:無料  (情報交換会参加者は研修当日4,800円お支払いください)

チラシ・申込書「h29.pdf」をダウンロード

H29

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2018年1月27日 (土)

フォレンジック・ソーシャルワーク(刑事司法ソーシャルワーク)研修のお知らせ

平成21年度から矯正施設や更生保護施設、地域定着支援センターにおいて、社会福祉士が配置され、刑余者等への支援を行っています。兵庫県でも、地域の福祉施設や相談機関等とのネットワークが少しずつ形成され、再犯防止や地域での自立生活を支援する実践が進んでいます。また、知的障害や認知症などの特性から逮捕された時から支援が必要な場合もあり、相談支援事業所や地域包括支援センターなど地域の支援機関の果たす役割に期待が寄せられています。

本研修は、地域で福祉施設や相談機関に従事している社会福祉士や精神保健福祉士、司法分野に関心のある福祉関係者が、犯罪をした知的・精神障がい者や高齢者等への支援(フォレンジック・ソーシャルワーク)について理解を深めるとともに、スキルアップを図ることを目的に、開催します。

研修前半の講演では、これから刑事司法ソーシャルワークに携わる方、関わり始めて間もない方も幅広く知識を習得できるよう、「刑事司法ソーシャルワーク入門(課題)」を学びます。研修後半は、グループディスカッションや事例検討を用いて、実際の支援を参加者の方とともに学びたいと思います。参加者からの事例の提供や相談も歓迎します。更生保護分野に関係されている社会福祉士、精神保健福祉士等はもちろんのこと、関心のある方々、社会福祉士以外もご参加頂けます。是非お誘いあわせの上、ご参加下さい。

.日時   平成30年3月4日(日)13時30分~16時30分(受付13時~)

2.場所   兵庫県福祉センター202会議室 神戸市中央区坂口通2-1-1 

3.主催   兵庫県社会福祉士会更生支援委員会

4.定員   50名(先着受付します。受講決定書は送付しません。そのままご参加ください。なお、定員を超えた場合のみ、当方より通知いたします)

5.対象者  更生保護分野に従事されている方、またはご関心のある方々

6.内容   ○講演 仮題「刑事司法ソーシャルワーク入門」 講師:原田和明更生支援委員会委員長

       ○グループディスカッション・事例検討

        コーディネーター:原田和明更生支援委員会委員長

        ファシリテーター:山下孝光副委員長(明石市社会福祉協議会) 佐藤寛士委員(明石市役所)

7. 参加費  社会福祉士会会員1000円、非会員2000(資料代含む)

http://www.hacsw.or.jp/html/joho-kenshu-ichiran.html

チラシ申込書 「2017.pdf」をダウンロード
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2018年1月 2日 (火)

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします

1日遅れてしまいましたが,新年明けましておめでとうございます。

昨年は,大阪手をつなぐ育成会に入職して2年目でバタバタしました。本年は4月に支援センターい〜な・箕面育成園がグループホームに移行します。その準備のため,計画相談の仕事だけではなく様々な仕事が増える予定です。

そういった中でも,研究の継続は行っていかねばなりません。昨年は,論文1本を提出しましたが,学会発表は障害学会の1回だけでした。今年はもう少し研究の方にも力を入れていかないといけないと思っています。

2月にはのぞみの園の「非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会」で東京へ,また他の研修会で静岡に出講予定があります。3月には兵庫県社会福祉士会更生支援委員会のフォレンジックソーシャルワーク研修を予定しています。
本年もよろしくお願いいたします。
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2017年7月18日 (火)

第5回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

水害に遭われた九州北部の皆様にはお悔やみ申し上げます。

猛暑が続いていますが,第5回触法行為等で行きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会のご案内です。遅くなってしまい申し訳ありません。

第5回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会
日時 平成29年7月19日 水曜日
   19:00~21:00
場所 大阪市北区本庄東3丁目8番2号大淀コミュニティーセンター第4会議室
最寄駅  地下鉄谷町線・堺筋線、阪急「天神橋筋六丁目」下車 徒歩8分
会場の詳細 大淀コミュニティーセンターWEBページへ

お申し込みは下記D-SUPPORTのHPからお願いします。

https://www.support-innovation.org/blank-4

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2017年5月11日 (木)

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

研究会のご案内
私たちは発達障害をもつ人が触法行為により逮捕されたり、犯罪被害に遭った場合、初動段階から刑事司法の手続に福祉が介入し、専門家等と組織的に更生支援、被害者支援を行うことを予定しています。
この研究会は初動段階からの刑事司法の手続きに福祉を早期介入させることの必要性やその手順について本事業を担う担当者や協力者等が中心になり有事に備え十分に研究し、また本研究会を一般公開することで触法障害者への早期危機介入の必要性をひろく普及させていくことを目指しています。

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会​
日時 平成29年5月17日水曜日
   19:00~21:00
場所 大阪市北区本庄東3丁目8番2号大淀コミュニティーセンター第4会議室
最寄駅  地下鉄谷町線・堺筋線、阪急「天神橋筋六丁目」下車 徒歩8分

申込は,下記D-SUPPORTのHPへ
http://www.support-innovation.org/blank-4

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2017年3月28日 (火)

第2回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

大阪市内で,下記研究会を行います.5月以降は,原則大阪市内で第2水曜日を開催日として行う予定です.

私たちは発達障害をもつ人が触法行為により逮捕されたり、犯罪被害に遭った場合、初動段階から刑事司法の手続に福祉が介入し、専門家等と組織的に更生支援、被害者支援を行うことを予定しています。

この研究会は初動段階からの刑事司法の手続きに福祉を早期介入させることの必要性やその手順について本事業を担う担当者や協力者等が中心になり有事に備え十分に研究し、また本研究会を一般公開することで触法障害者への早期危機介入の必要性をひろく普及させていくことを目指しています。

第2回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会

主催  特定非営利活動法人 D-SUPPORT INNOVATIO

日時 平成29年4月19日水曜日

   19:00~21:00

場所 大阪市北区扇町2丁目1番27号大阪市立北区民センター第5会議室

どなたでも参加できます.

詳細及びお申込みは下記の、特定非営利活動法人 D-SUPPORT INNOVATIO のホームペページをご覧ください。

http://www.support-innovation.org/blank-4

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障害者差別解消法と刑事政策

障害者差別解消法が施行されて以降,刑事政策にどう影響したのだろうか.福祉の視点から少し考えた.

最近の裁判では,検察官も更生支援に対して肯定的に捉える部分がある.たとえば,「更生に向けての支援は検察官も依頼することがあるか」と尋問で聞かれたことがあった.かつて何人かの検察官はこういった支援を好意的に捉えていて,すぐに保護カードを切ってくれたり,論告で更生支援を認めてくれたりした.また,支援者がいることを強調した論告もあった.

再犯防止は,刑事司法においての福祉の役割では決してない.よりよい生活環境を調整し,ご本人が犯罪をせず,快適な環境での生活をするという自己決定ができるようにするのが役割である.再犯防止のみを前面に出せば,すなわち刑事司法の下請になってしまう.福祉は再犯防止の道具ではない.必要に応じて入所施設など居住系サービスを使うことがあっても,あくまでも,自身が自己決定することであるし,長期間利用するというのもおかしな話である.勿論,ご本人がずっとここに居たいと思うのならば別であるが,有期間のサービスも多いのでそういう場合,終期はおのずからやってくる.

取調だけではなく,裁判においても差別的取扱の禁止や合理的配慮が求められると思う.取り調べの可視化は当たり前であるが,本人が理解することが困難なのに調書を読み上げ,署名押印をしたりすることは,障害者差別解消法に私は抵触していると思うし,人権問題だと思う.障害特性を理解しないとできないことではある.したがって,数年前に述べたように取調においても,イギリスのアプロプリエイト・アダルトやオーストラリアのインデペンデント・サードパーソンといったような人を立ち会わせる必要も生じてくるであろう.

そして,裁判においても中立的な判決前調査がされることが必要で,その調査者からの報告がなされる必要があると思う.また,対審構造的にも検察官,弁護人どちらにもソーシャルワーカーが関わるのもありだと思っている.

差別的取扱の禁止や合理的配慮は,勿論,矯正施設や勾留施設にも求められる.たとえば,拘置所での一般面会も,その人の障がいの状況に応じて現在,刑罰のあり方も検討されているが,その中には障害者に配慮した刑罰というのもある.現状でも,一定の配慮はなされていて,私の関わっている人たちも処遇上一定の配慮がなされていると思う.むしろ端から見ていて大変だなぁと感じることすらある.権力の行使を基本とする刑事司法においては,自己決定を最も優先する福祉とは違いがある.例えば出役拒否をすれば,当然懲罰の対象となる.

勾留においても当然配慮がなされるべきであり,私は留置施設(警察),拘置施設にもソーシャルワーカーの支援が必要では無いかと思うし,いわんや,矯正施設や留置施設(警察),拘置施設において,介護と言うことも必要になってくる.すでにこういった施設での介護も合理的配慮の観点から,専門官や介護福祉士の配置が必要なのでは無いかとも思う.

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2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます〜12月のことと新年の抱負

明けましておめでとうございます.本年もよろしくお願いいたします.

12月はバタバタして記事を書く余裕がありませんでした.ですのでまとめてご報告をいたします.

12月3日は,国立のぞみの園主催 非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会の分科会に出講しました.こぢんまりとした人数での分科会でしたが,とても密度の高い議論ができたのではないかと思います.

12月8日は,支援のため加古川刑に行きました.久しぶりの加古川刑でした.電車で行ったのは初めてなので,周りの景色をゆっくり見ることができました.

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また,12月は窃盗で起訴されたアルコール依存症のある被告人の裁判があり,更生支援計画書や陳述書作成して提出しました.判決は執行猶予が付されたので,地域の支援につなげました.大拘にも11月から何回も足を運びました.

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また,12月10日〜11日は早稲田大学早稲田キャンパスで日本更生保護学会があり,11日に自由報告をしましたが,時間配分を間違えて十分な報告ができませんでした.「精神障害がある被疑者被告人の更生保護についての一考察」というテーマでしたが,もっと深めていきたいと思っています.
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今年もまだ受刑中の人の対応があります. 近いところ1月31日に松原市での講演もあります.また,箕面市で北摂近隣市町を対象とした, 介護保険の居宅介護支援事業を今の所属する法人で4月に開設する予定です.障がいのある高齢者と,また障がいのある人の高齢家族に強い居宅介護支援事業所を展開したいと思っています.ゆりかごから墓場までの支援を模索します.

改めまして,本年もよろしくお願いいたします.

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2016年10月18日 (火)

非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会のお知らせ

今年度も下記の日程で,国立のぞみの園主催 非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会が行われます.

今年度は,2日間の日程です.1日目にセミナー的な部分も取り入れています.2日目は分科会ですが,私は今回も,第4分科会 地域 を担当しています.多くの方のお申し込みをお待ちしています.
主 催/ 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
期 日/ 平成 28 年 12 月2日(金)~ 3日(土)
場 所/ 筑波大学 東京キャンパス

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