心と体

2017年7月18日 (火)

第5回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

水害に遭われた九州北部の皆様にはお悔やみ申し上げます。

猛暑が続いていますが,第5回触法行為等で行きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会のご案内です。遅くなってしまい申し訳ありません。

第5回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会
日時 平成29年7月19日 水曜日
   19:00~21:00
場所 大阪市北区本庄東3丁目8番2号大淀コミュニティーセンター第4会議室
最寄駅  地下鉄谷町線・堺筋線、阪急「天神橋筋六丁目」下車 徒歩8分
会場の詳細 大淀コミュニティーセンターWEBページへ

お申し込みは下記D-SUPPORTのHPからお願いします。

https://www.support-innovation.org/blank-4

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2017年5月11日 (木)

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

研究会のご案内
私たちは発達障害をもつ人が触法行為により逮捕されたり、犯罪被害に遭った場合、初動段階から刑事司法の手続に福祉が介入し、専門家等と組織的に更生支援、被害者支援を行うことを予定しています。
この研究会は初動段階からの刑事司法の手続きに福祉を早期介入させることの必要性やその手順について本事業を担う担当者や協力者等が中心になり有事に備え十分に研究し、また本研究会を一般公開することで触法障害者への早期危機介入の必要性をひろく普及させていくことを目指しています。

第3回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会​
日時 平成29年5月17日水曜日
   19:00~21:00
場所 大阪市北区本庄東3丁目8番2号大淀コミュニティーセンター第4会議室
最寄駅  地下鉄谷町線・堺筋線、阪急「天神橋筋六丁目」下車 徒歩8分

申込は,下記D-SUPPORTのHPへ
http://www.support-innovation.org/blank-4

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2017年3月28日 (火)

第2回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会を開催します

大阪市内で,下記研究会を行います.5月以降は,原則大阪市内で第2水曜日を開催日として行う予定です.

私たちは発達障害をもつ人が触法行為により逮捕されたり、犯罪被害に遭った場合、初動段階から刑事司法の手続に福祉が介入し、専門家等と組織的に更生支援、被害者支援を行うことを予定しています。

この研究会は初動段階からの刑事司法の手続きに福祉を早期介入させることの必要性やその手順について本事業を担う担当者や協力者等が中心になり有事に備え十分に研究し、また本研究会を一般公開することで触法障害者への早期危機介入の必要性をひろく普及させていくことを目指しています。

第2回触法行為等で生きづらさがある発達障がい者等の支援を考える会

主催  特定非営利活動法人 D-SUPPORT INNOVATIO

日時 平成29年4月19日水曜日

   19:00~21:00

場所 大阪市北区扇町2丁目1番27号大阪市立北区民センター第5会議室

どなたでも参加できます.

詳細及びお申込みは下記の、特定非営利活動法人 D-SUPPORT INNOVATIO のホームペページをご覧ください。

http://www.support-innovation.org/blank-4

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障害者差別解消法と刑事政策

障害者差別解消法が施行されて以降,刑事政策にどう影響したのだろうか.福祉の視点から少し考えた.

最近の裁判では,検察官も更生支援に対して肯定的に捉える部分がある.たとえば,「更生に向けての支援は検察官も依頼することがあるか」と尋問で聞かれたことがあった.かつて何人かの検察官はこういった支援を好意的に捉えていて,すぐに保護カードを切ってくれたり,論告で更生支援を認めてくれたりした.また,支援者がいることを強調した論告もあった.

再犯防止は,刑事司法においての福祉の役割では決してない.よりよい生活環境を調整し,ご本人が犯罪をせず,快適な環境での生活をするという自己決定ができるようにするのが役割である.再犯防止のみを前面に出せば,すなわち刑事司法の下請になってしまう.福祉は再犯防止の道具ではない.必要に応じて入所施設など居住系サービスを使うことがあっても,あくまでも,自身が自己決定することであるし,長期間利用するというのもおかしな話である.勿論,ご本人がずっとここに居たいと思うのならば別であるが,有期間のサービスも多いのでそういう場合,終期はおのずからやってくる.

取調だけではなく,裁判においても差別的取扱の禁止や合理的配慮が求められると思う.取り調べの可視化は当たり前であるが,本人が理解することが困難なのに調書を読み上げ,署名押印をしたりすることは,障害者差別解消法に私は抵触していると思うし,人権問題だと思う.障害特性を理解しないとできないことではある.したがって,数年前に述べたように取調においても,イギリスのアプロプリエイト・アダルトやオーストラリアのインデペンデント・サードパーソンといったような人を立ち会わせる必要も生じてくるであろう.

そして,裁判においても中立的な判決前調査がされることが必要で,その調査者からの報告がなされる必要があると思う.また,対審構造的にも検察官,弁護人どちらにもソーシャルワーカーが関わるのもありだと思っている.

差別的取扱の禁止や合理的配慮は,勿論,矯正施設や勾留施設にも求められる.たとえば,拘置所での一般面会も,その人の障がいの状況に応じて現在,刑罰のあり方も検討されているが,その中には障害者に配慮した刑罰というのもある.現状でも,一定の配慮はなされていて,私の関わっている人たちも処遇上一定の配慮がなされていると思う.むしろ端から見ていて大変だなぁと感じることすらある.権力の行使を基本とする刑事司法においては,自己決定を最も優先する福祉とは違いがある.例えば出役拒否をすれば,当然懲罰の対象となる.

勾留においても当然配慮がなされるべきであり,私は留置施設(警察),拘置施設にもソーシャルワーカーの支援が必要では無いかと思うし,いわんや,矯正施設や留置施設(警察),拘置施設において,介護と言うことも必要になってくる.すでにこういった施設での介護も合理的配慮の観点から,専門官や介護福祉士の配置が必要なのでは無いかとも思う.

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2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます〜12月のことと新年の抱負

明けましておめでとうございます.本年もよろしくお願いいたします.

12月はバタバタして記事を書く余裕がありませんでした.ですのでまとめてご報告をいたします.

12月3日は,国立のぞみの園主催 非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会の分科会に出講しました.こぢんまりとした人数での分科会でしたが,とても密度の高い議論ができたのではないかと思います.

12月8日は,支援のため加古川刑に行きました.久しぶりの加古川刑でした.電車で行ったのは初めてなので,周りの景色をゆっくり見ることができました.

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また,12月は窃盗で起訴されたアルコール依存症のある被告人の裁判があり,更生支援計画書や陳述書作成して提出しました.判決は執行猶予が付されたので,地域の支援につなげました.大拘にも11月から何回も足を運びました.

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また,12月10日〜11日は早稲田大学早稲田キャンパスで日本更生保護学会があり,11日に自由報告をしましたが,時間配分を間違えて十分な報告ができませんでした.「精神障害がある被疑者被告人の更生保護についての一考察」というテーマでしたが,もっと深めていきたいと思っています.
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今年もまだ受刑中の人の対応があります. 近いところ1月31日に松原市での講演もあります.また,箕面市で北摂近隣市町を対象とした, 介護保険の居宅介護支援事業を今の所属する法人で4月に開設する予定です.障がいのある高齢者と,また障がいのある人の高齢家族に強い居宅介護支援事業所を展開したいと思っています.ゆりかごから墓場までの支援を模索します.

改めまして,本年もよろしくお願いいたします.

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2016年10月18日 (火)

非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会のお知らせ

今年度も下記の日程で,国立のぞみの園主催 非行・犯罪行為に至った知的障害者を支援し続ける人のための双方向参加型研修会が行われます.

今年度は,2日間の日程です.1日目にセミナー的な部分も取り入れています.2日目は分科会ですが,私は今回も,第4分科会 地域 を担当しています.多くの方のお申し込みをお待ちしています.
主 催/ 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
期 日/ 平成 28 年 12 月2日(金)~ 3日(土)
場 所/ 筑波大学 東京キャンパス

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2016年8月14日 (日)

相模原市障がい者施設刺殺事件に思うこと②

この事件による問題は,障がい者福祉全体だけではなく社会に波及していることは間違いない.特に権利擁護という視点での問題が大きく露呈したともいえる.

まずは,被害者である知的障がいのある人,特に重い身体障がいを伴った重度心身障がい者といわれる人への人権である.報道によると加害者は,優生思想に基づき,重い障がい者は何も生み出さず,税金を浪費し社会にとって害があるとして犯行に及んでいる.もちろんそれは許されることではないし,客観的に全く間違っている.しかし,日本には根底的な優生思想が強い.障がいのある人を蔑むという考え方が底辺で残っているのは実情であり.ネット上の反応を見ても,この加害者に同情的な発言やその思想に同調する発言が多く見られている.

福祉の現場でも,障がいのある人を下に見ている職員が多く見受けられる.障がい者に寄り添えない,共に生きられない職員という言い方のほうがしっくりとくるかも知れない.できない奴にしてやっているという職員というべきか.この加害者もきっとそうだったんだろう.そういう意味では,この加害者だけが,極めて特殊と言えるのだろうかとも思う.現場での職員の権利擁護観がどうなっているのかは,福祉現場では確認していかねばならない.

次に精神障がいのある人に対するバッシングである.そもそも,障がい福祉は一枚岩ではない.特に障害者自立支援法以前は,障がい者関係団体の対立なども多かった.障がい種別間,施設組織と当時者組織などの対立である.互いの障がいを理解できないということが,しばしば見受けられていた.これは,障がい者組織を一枚岩にさせないという,政策的な部分もあったのだろう.長らくその時代が続いたため,今でもそれは残っている.特に精神障がいのある人については,戦前には非人権的,そして今もなお差別が続いているのは言うまでも無く,社会では偏見が強く残っている.何か事件が起こると,報道しなくてもいいのに警察発表通り「精神科に通院していた」と載せられる.その病名は関係なく精神障がいが一人歩きするのだ.精神障がいに対して他の障がい種別の福祉関係者が無理解であるがゆえ,今度の事件で偏見を強くするということも起きるだろう.

この加害者がこの事件の前,措置入院していたということで,措置入院の見直しをするという話が出て,検討会の設置までされるという.一般の市民にとっては,政府はすぐに動いたと思うのだろうが,とんでもない話である.池田小学校事件の際も,加害者が直前まで措置入院していたことで,精神障がいのある人の犯罪が取り上げられ,保安処分としての要素の強い医療観察制度ができた.これは司法手続きなので裁判所によって審判がなされる.鑑定入院や社会復帰調整官や参与員の調査や関与といった,判決前調査もなされる.あるいみ,社会モデルが導入されている.しかし,措置入院で一定司法が関与し予防拘禁的に入院となると,全く話が違ってくる.また,症状がなくなれば人権的にも措置解除するのも当たり前だし,症状がない人をもしものことがあったらと予防拘禁することはできない.それこそ,ナチスの行ったT4作戦のようなもので,この加害者の思想を肯定するようなものである.

そもそも,起訴もされていない段階で,精神障がいを要因にあげるかのごとく措置入院の見直しを持ち出すのはどうなのかと思う.まだ,真実は分からない.池田小学校事件の時も加害者は措置入院は詐病であったことが分かったが,医療観察制度はできた.あの時の精神障がい者とその家族の苦しみがまた再現されることにならないのだろうか.前出したように,この国では障がいのある人への偏見が強い.今回,知的障がいのある人が被害者であり,加害者が措置入院の経験があるので精神障がいのある人が知的障がいのある人を殺害したという構図になっているが,かつて,レッサーパンダ事件や東金事件,近くは佐世保市高1女子同級生殺害事件など知的障がいや発達障がいのある人の事件が起きたときはどうだったろうか,ちなみに,東金事件の際などは,特に中軽度の知的障がいのある人の家族から,近所でどう見られているのか不安,隠れるようにして外へ送り出している.などの,発言を直接聞いた.下手をすると,治療反応性の乏しい人まで措置入院という名の予防拘禁をされてしまうのではないかと危惧してしまうのである.従って,これは,精神障がいのある人だけの問題ではない.

次に,被害者や被害者遺族に対する偏見だ.これは,被害者に障がいがなくても日本には存在している.一部には被害者の名前を出さないことを批判する声がある.名前を伏せておきたいという遺族に対して,障がい者差別や偏見と立ち向かうためにも公表するべきだという声がある.また,怪我をした被害者家族はメディアに出た方もいる.

しかし,この国には被害者の非を責めたり中傷する人が多い.住所や電話番号を突きとめて直接嫌がらせをしてくる例が後を絶たない.今回の被害者は確かに本人の非を責められない重い障がいのある人たちである.しかし,家族に対してどういう非難をするかは容易に想像がつく,「施設になぜ入れていたのか,邪魔だったのだろう」「死んで良かったと思っているのだろう」「これから施設を訴えてもうけようと思ってるのだろう」などなど,実際,犯罪被害者家族が受けたこういった中傷被害を事件が解決してかなりたってから語っている例がある.事件からかなりたっても中傷はある.それらから守れると言い切れるのなら名前を出せと言えるだろうが,そういう担保もせず名前を出せといえるのだろうか?すでに,加害者に賛同する声が出ているのだ.障がいのある人を排除するべきという思想をもった人々による,中傷というテロ被害から遺族を守れるのかということである.

ちなみに,このヘイトクライム予備集団のような人たちが,再び同じような犯罪を企てないとも限らない.福祉施設は監獄でも閉鎖病棟でもない.外からの侵入を完璧に防げないし,閉鎖的な場所にしてはいけない.不十分な福祉教育を充実させ,偏見のない社会にしていくことの方が,措置入院の強化とか警備の強化よりも長期的に見て必要なのだと思う.



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2016年7月31日 (日)

相模原市障がい者施設刺殺事件に思うこと①

この事件についてブログに書かなければならないと思いながら,この事件のあまりの重さに今まで書くことができませんでした.事件直後から,報道を通じずっとこの事件を見つめてきました.障がい福祉関係者として,刑事司法福祉関係者として,非常に重いものを感じています.

まず,加害者が本年2月まで現場の施設に正規職員として勤務し,本来障がいのある人の理解者,代弁者,支援者であるところが,障がいのある人の命を奪ってしまうことが社会のためにも良いというような発想を持ってしまったことに衝撃を受けました.

これは,かつてナチスドイツが行った優生思想に基づくT4作戦とT4作戦中止後行われた野戦化した安楽死政策と同じ思想です.障がい福祉に携わったものが,このような思想を持ったことにショックを受けたと同時に,今も障がい福祉関係者に,同じような考え方の人がいるのではないかという疑念が生じました.

また,もう一つショックなことは,障がい福祉に関わり合いのない,一般の人の一部から,加害者の行為に賛同し,賞賛する声がネットに巻き起こったことです.障がい者への理解が乏しいのは我が国の福祉教育のあり方からして,ある意味仕方がないことかもしれません.しかし,生命を軽視し,遺族や障がい福祉関係者を苦しめる発言を簡単にしてしまう人々が,こんなにもいることがとても情けなく悲しく思えました.

まずは,物言えぬ人,抵抗できない人,殺される理由がない人が命を奪われたり,傷つけられたりしたことが問題であることはいうまでもありません.かつて糸賀一雄氏は重い知的障害のある子どもたちについて「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」とおっしゃいました.生きていて意味のない命や,社会に対してマイナスになる命などないのです.

そういう意味では,この加害者の命もそうなんだと思います.

まだまだ,書きたいことはありますが,ひとまずはここまで.



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2016年6月 4日 (土)

ある判決から〜若い女性の薬物事案〜

気が重い話を書きます.

薬物などで少年院に複数回送致されたことがある,若い女性の話です.

出会いは,少年院でした.彼女は,母親から薬物を使わされ,売春までして親の分の薬物も手に入れていました.まともな子ども時代を送ったことがありません.唯一まともな生活に近かったのは,少年院です.

20歳になって,仮退院が終了し,しばらくして,母親が食わせたシャブで錯乱し,警察署に駆け込みました.そして,逮捕,起訴.

勾留されて,判決は執行猶予付有罪.そして,拘置所からシャバヘ.

自助団体にうまくつなぐことができず.結局危ない人の元へ行ってしまいました.

子どもの頃からまともな生活を送ることができず.親からシャブを食わせられ.矯正施設を出て,まともな生活をしろと言われても,まともな生活をしたことがないのにどうしたらできるのか.

我々,支援者の無力感を感じます.本当にAさんごめんなさいね.もっと早くに段取りしておけばと,悔いています.なんとか彼女が更生できますよう.祈るしかありません.

つらい気持ちで一杯です.

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2016年5月18日 (水)

久しぶりに新聞に記事が掲載されました.

久しぶりに新聞が記事に掲載されました.但し,決して新聞に載るようなことをしたのではありません(笑)

本日5月18日,毎日新聞大阪夕刊のコラム「憂楽帳」に掲載されました.今までの活動などについて触れていただいた,触法障がい者支援を取り上げながらも,穏やかな記事です.

毎日jpでも見られます.勿論,紙面ビュアーであれば,大阪版ですが全国どこでも見ることが可能です.

http://mainichi.jp/articles/20160518/ddf/041/070/030000c

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